第2話 羊

 羊


羊が一匹 羊が二匹 羊が三匹

羊が眠ると狼が目を覚ます

この小さな世界の理



眠れない位に詩を書いていた

十代の頃は

言葉一つ一つの答えを

色々考えていた


歳を取り

詩を書かなくなり

睡眠薬を飲むようになった

今の自分は

なんとかなるかと

考えなくなった


これは進化なのか

退化なのかって

考えてしまうが

どうなんだろう

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る