044 風呂場
夜に風呂場から水が滴る音を聞くことは良くあるだろう
その理由の多くは単純で蛇口のハンドルの締めが甘いことが大半である
その日私は夜中に風呂場から水の音がするのでハンドルの締めが悪いと考え締めに言ったのだ
しかし風呂場の蛇口からは水が滴っておらずハンドルもしっかりと締まっていたのだ
しかしやはり水が滴っている音は聞こえて来る
私は念のため風呂場の蛇口から水を出した後蛇口を締める
だがやはり水滴が落ちる音は聞こえるのだ
私は不思議に思いながらもその日は水滴の音を聞きながら眠ることにした
不思議な事にその日はよく眠れたのである
そして翌日になると私はキッチンの蛇口のハンドルを回した
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます