第2話 未来忍者サスケ
-ストーリー-
-第2話(Part2)- 未来忍者サスケ
昼過ぎ、再び未来忍者(サイボーグ)に格闘を挑もうと、
エアスケを使った後、
新たに発見した連邦への秘密通路(地下の下水道)を渡る勇。
しかし、背後にはスパイマウス(機械マウス)が追っていた。
夕方頃、秘密通路を飛び出すと、段ボールの中から、銀髪ロン毛で風変わりな小汚い恰好をした酔っぱらいの爺さんが現れる。
勇(ユダ)「酔っ払いには興味ねェ。」
爺「ただの酔っ払いじゃないぞい。その証拠にお前の跡を追う機械、『スパイマウス』の存在に気付いておる。」
バシッ。
グチャ…。
片付ける爺さん。
爺「こんな忍び寄るガラクタメカにも気付けんとはな。脇が甘い。」
爺「お前、この前のテロリストの1人じゃろう。」
勇(ユダ)「なぜそれを…。おめェ…、何者。」
爺「わしの名は『華橋』。」
華橋「お前、未来忍者を追っているんじゃろ。」
勇(ユダ)「なっ…、なんでそれを。」
華橋「未来忍者の居場所を教えてやるわい。わしについて来い。」
華橋「あの列車に乗るぞ。」
勇(ユダ)「切符は!?」
華橋「空から行くんじゃい。」
列車の上に飛び乗る2人。
場面が切り替わる。
・・・連邦内の要塞・・・
秘書の白狐の報告が入る。
ゴエモン「キー、スパイマウスを倒すなんて。でも、わたしの部下(ハンター)、戦鋭隊のFBI(連邦警察部隊)をナメない事ね。」
ゴエモンの狙いは、スパイマウスなどを用いて、
勇の持つ「ユダ’s細胞」を採取する事であった。
列車の上でFBI(ハンター達)と戦う2人。
華橋は、カンフーの使い手であった。
次々に敵を倒し、駅まで到着。
降りる2人。
が…。
勇(ユダ)「あれ…あの時の爺さんは!?」
消える。
・・場面、切り替わる・・
無線での報告。
ワン(FBIのリーダー)「我ら、やられました。謎の老人が、、」
ゴエモン「キー!!お馬鹿。」
癇癪する。
気付くと夜になり、勇が到着したのは、遊園地であった。(「アミューズメント・パーク」)
スピンッ..、現れたのは、未来忍者サスケ。
勇(ユダ)「お前…(忍者野郎)、この前の仇…。レナさんを返せー。」
死闘が始まる。勇の発砲攻撃で炎が舞う。(勇「滅多撃ちにしてやるゼ。」)
・・・(モニター越しに)・・・
ゴエモン「キャー、噂のテロリスト『セル・コマンダー(細胞操自者)』のおでましよ。楽しみだわ。サスケちゃん、やっちゃいなさい。」
サスケに司令を送る。
あまりの強さに、逃げ惑う勇。
(チェイサーと化すサスケ。)
反撃返し、今度は逃げるサスケを追う。
追撃戦。イタチごっこ。
急流滑りやメリー・ゴーランド、ジェット・コースターなど、アトラクションを通過しての戦い。
【アクション豊富の展開。】
サスケは、「忍者七躯道具」(ビーム・ソード,電撃地雷,連射追跡型小型ミサイル〈榴弾〉,レーザー・ビーム,火炎マキビシ,小型手裏剣,煙球〈けむりだま〉)を駆使。
隣接する船乗り場付近の工場に向かう2人。
(勇の)「ギガトン・クラッシュ(ブロック崩し)」で段ボールの棚をカチ割る。
※チャージした脚で電柱に膝蹴りをかましブチ倒す場面や、サスケをハメてダンプ・カーで引かせる場面有り。
「マシーン(機械細胞)」のシリンダーの下部からチェーンが出て、電柱を巻き込み、右手で持って電柱を振り回すが、サスケは電柱の上に乗って直立不動の状態となる。(腕を組んで脚を閉じる。)
(白熱の戦闘シーン。)
勇(ユダ)「無線国家じゃねェのかよ。」
電信柱の電線を伝いながら、サスケを追いかける。
※鉤を電線にセットし、ロープウェー風に滑り込んでアタックする。
(その様子を見張るケインと赤褐色のロボ。)
・・シーン切り替わり(要塞内の会話)・・
ゴエモン「ケインの奴(ったら)、未来忍者(オリジナル)と戦ってる隙に倒しなさいって、言ってたのに、またわたしに逆らう気かしら。いくらスペオキ(スペシャルお気に入り)だからって許さないわ。」
ゴエモン「白狐、Go.5(ゴー・ファイブ)(鉄壁のガード部隊(ボディ・ガード))を用意して。留守を頼んだわ。私もあの場所に向かうわ。」
〈※ケインはGo.5(ゴー・ファイブ)とは別行動を常にしている。〉
白狐「かしこまりました…、オホホ(笑)。
Go.5(ゴー・ファイブ)は、FBIなどの比ではありませんからね…。
洗練された(選び抜かれた)特急戦士達が集う部隊ですから…、オホホ(笑)。
まっ、今回は戦わせるつもりはありませんけど。」
Go.5(ゴー・ファイブ)と共にジェット・ヘリで現場に向かうゴエモン。
ケイン「まだだ、まだ…。もうすぐ、噂の‘パッション’(覚醒)が起こる筈…。その時まで、引き金を引くわけには…。」
そして、また、あの‘パッション’(覚醒)が始まる。
前回でも少し説明したが、パッションを起こすと、シリンダー型ではその圧力に耐えられなくなり、自動的に掌(パルム)型に変型するようになっている。
パッション(覚醒)中はEP(エナジー・ポイント)の消費が激しい為、命の危機(リミット性)にも関わる。
長時間の耐久戦には向かない。
・・場面、切り替わる(ジェット機内)・・
(モニター越しに、)
ゴエモン「これが…『パッション!?』何なのよ、ただの『セル・コマンダー(細胞操自者)』じゃないのね。
キーッ、憎いわ。皆さん、『悪魔殺し』を始めるわよ。」
勇の左手が、「パルム(掌)型」に変わり、さっきまでの炎攻撃が圧力を増す。
右脚でダッシュし、追いかけると、「インパルス・ボム」を喰らわし、表情を変えて『ファイアー・ブラスト』の一撃大必殺を喰らわす。
最後に、留めのレナ直伝の「流星(メテオ)蹴り」で、サスケの顔面をアタック。(スピン・クラッシュ)。
(「延髄蹴り」をかます。)
クリティカル・ヒット。
連発。
諸(もろ)に食らい、こけるサスケ。
(脳天に突き刺さり〈直撃〉、甲冑の頭部〈ヘッド・パーツ〉を貫く。チップを破壊。)
ゴエモン「ヤバいわ。仮面が剥がれたら、操作不能になるじゃないの。」
勇(ユダ)「その面、拝ませて貰うゼ。」
馬乗り。
〈フル・ボッコ〉
甲冑の頭部が破壊され、左頬に稲妻型の傷がある、青年の姿が現れる。
非情になった勇。
勇(ユダ)「コレが‘パッション’!?身体が言う事を聞かねェ…。侵食されていく気分だ…。意識が…。」
勇(ユダ)「さぁ、留めの…。なっ…。」
・・シーン切り替わる(TVニュース)・・
-現在の天気で急遽、「ゲリラ豪雨」が知らされる。-
雨の音と雷鳴がなり、サスケの顔つきが変わる。
左頬の傷が光る。
胴体の甲冑も割れ、完全に人間の姿になると、刀が現れる。
(「時限刀」である。)
ゴエモン「青稲妻(あおなずま)の佐助(さすけ)だわ。」
(改造前の過去の姿を思い出し、身震い。)
サスケの眼が殺気立つ。
万事休す。
その様子を遠くから見つめる、スナイパー「ケイン」と謎の赤褐色サイボーグ。
ケイン「見つけた…。なかなかの『ハイ・スペック』」
工場は爆発し、燃え盛る。
クレーンを使っての戦い。
~オーバー・ヒート~
コンテナ越しに、タンク・ローリー出動。
(倉庫で戦って際に、火柱を立る。)
(感電して、電気シャベル装置〈カー〉やフォーク・リフトが動き出す。)
『火花スパイラル』
最後は、勇(ユダ)がサスケをゴミ収集所にハメ込む。
死闘が終わる。
勇(ユダ)「留めだ。‘クロス・ファイアー’&‘ハイパー・フラッシュオーバー’!!」
両手を合わせ、構える。
サスケも雷の電撃を突発的に刀から出し、反発する。
最後の反抗で、2人は力を出し尽くし、倒れ込む。
紅(あか)い十字架が反応し、パッションが収まる。
サスケも倒れる。
それを狙うケイン。
ゴエモン「サスケもセル・コマンダーも両方一気に、殺っちゃいなさい。」
ゴエモンのケインヘの司令が無線で入る中、
2人の体を瞬時に移動させた男がいた。
華橋である。
ケイン「ロック・オン。」
ケインの撃った弾は、勇の十字架に跳ね返り、華橋の頬をカスる。
また、同時に、プロペラー(2人乗りのミニ・ヘリコプターの名称)に乗った誠が迎え、勇は助かり、サスケは華橋が現れ連れ去った。
ゴエモン「お上手♪(拍手」
ゴエモン「‘ゴエモン’よ。噂の‘セル・コマンダー’(細胞操自者)ちゃん、可愛い事してくれたじゃない♪」
現場に到着したゴエモンとGo.5(ゴー・ファイブ)。
(ジェット・ヘリをホバリングさせての会話)
ケインに謎の指令を出すゴエモン。
ゴエモン「(外野がうるさくてもう嫌!)。私の可愛い‘セル・コマンダー’(細胞操自者)ちゃん、また会いましょう。」
(宣戦布告)
誠「お前の目的は何だ。」
ゴエモン「秘密よ。」
(※『ユダ’s細胞』を移植させ、新たな身体武器を己の中に開発するのが目的。ゴエモンは義手である。)
ゴエモン「白狐、近々‘シンポジウム’を開くわよ。」
〈トランシーバー〉
ケイン、サスケの‘時限刀’を盗むミッションを成功させる。
場面、切り替わる。
・・(Go.5リーダー)アレックとの連邦要塞内での会話・・
アレック「最近単独行動が目立ってるらしいじゃないか、ケイン。
へぇ~、いつ裏切るかも分からないザコのお前にしては上出来だ。
よくやったじゃないか。
株上げだな。
白狐(ホワイト・フォックス)様も喜ぶ。
ん?なんだ、
なんの飾り気もないただの日本刀じゃないか。
これをエビス様(陰陽師)が欲しがっているって!?
バカらしい…。
俺には価値が分からん。」
・・再び、切り替わる・・
一連の事件(遊園地炎上事件)をきっかけに、
警察も出動し、あさりなども駆け付けた。
ジャーナリスト達(マスコミ)も集う。
〈ゴシップが流れる。〉
あさり「間違いない。(テロリストの)ユダの指紋だわ。お兄ちゃんを返して…。」
・・(要塞内)・・
ゴエモン「ワン(FBIの一人)を呼びなさい。」
白狐「はい。解りました。ニヤリッ(笑)」
ゴエモン「ストレスが溜まったわ。(ワンを)クローン実験の的にさせて貰うわ…。ウフフ…。(笑)
‘解体ショー(処刑)’よ、クビになるよりマシなんじゃな~ィ?
ねェどう?いい案だと思わない?
‘飼い殺し命令’よ。
ちゃ~んと家族には報告しておくわ。」
白狐「オホホ…、また悪戯が過ぎますね、ニヤリ(笑)。」
そう言って、ゴエモンはビデオ操作を行っていたワンを実験に出し、操作ボタンも潰した。(消灯)
連邦の要塞では、サスケの時限刀を盗んだケインに反抗すべく、芭蕉が時限刀を盗み返し、華橋に渡していた。
‘例のモノ’。
モニターにその様子は映っていた。
エビス様「鼠が入ったようじゃのう。」
別のFBIの1人「白狐様、クセ者(芭蕉)が入りました。」
白狐「何としても探し出すのです…。」
芭蕉「フン…、ばれておったか。」
-発覚後-
(芭蕉に)白狐「芭蕉さん、今回の事は水に流しましょう。でも、次はありませんよ…、エビス様が始末しますから…、オホホ。
(目立つ行為には、充分気を付けて下さいね。)」
・・再度、場面転換・・
ケインと赤褐色のロボットは、要塞に戻っていた。
ロボットの頭(ヘッド)を脱ぐ女性。正体は、レナであった…。
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