第16話

「いつか、いつかそなたがその男と別れることが来ようとも、必ず私が娶ってやる。理由など問わぬ、子が何人いようと連れて来るのだ、全て我が子として育てよう。だから、心配せずに幸せになれ」


かなわぬ愛の形になろうとも、そこにある絆は決して変わりはしない。この心の繋がりこそが、人生とすらいえるのかもしれない。

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