第11話

「生まれ育った故郷を追われ、手にしていた全てを失い、多くの怨嗟を背負うことになろうとも、唯一の希望までは決して捨てはしません。我等、貴方が居る場所こそが国なれば、最期までお側で支えさせて頂きます!」


家族でもなく、仕事でもなく、生き様そのもの。腹心というような言葉では表現できない絆を持つ存在は確かにいる。

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