第30話 3回裏ジャガーズの攻撃
(実況中継)
「試合は3回表まで進み、まだ0対0です。三回裏のジャガーズの攻撃は4番の主砲クルーズからです。初球を打ちました。ライト前へ痛烈なヒットです。ノーアウト1塁で次の打者は田村です。1打席目はレフトフライでした。現在、田村のホームランは42本で、バークランドとわずか1本差です。ピッチャー、野口、第1球目を投げました。内角高めボールです。そして、2球目はワンバウンドで、辛うじてキャッチャーが捕っています。カウントは2ボールとなりました。そして、野口、第3球目を投げました。田村、打ちました。打球はレフト方向へ飛んでいます。ファールか、ホームランか? レフトのポールに当たっています。ホームラン、2ランホームランです。第43号ホームランです。ついにバークランドと並びました。2対0でジャガーズがリードです」
「5回裏までジャガーズが2対0で勝っています。6回表の攻撃は3番の石黒が2ベースを打ち、そして、4番のホームラン王、バークランドが打席に入りました。川籐さん、ピッチャーは勝負してくるでしょうか?」と江川が言うと、
「ジャガーズのエース、福山ですからね。彼にも意地というものがあるので、勝負をしてくるでしょう」と川籐が言った。
「福山、第1球目を投げました。バークランド打ちました。打球はレフト方向へ飛んでいます。レフト、バックしています。スタンドへ入るのか? レフトの早乙女、ジャンプをしフェンスに激突して倒れています。早乙女、右手を上げています。グラブにボールが入っています。ファインプレーです」
その後、7回表にパイレーツの5番の三上、6番、小泉が連続ヒットを打ち、7番の青山が3ランホームランを打ったため、3対2とパイレーツがリードしたのだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます