第47話 一日目
【GIFT】情報スレ その264
501:ギャルゲー好きの名無しさん
こマ?
502:ギャルゲー好きの名無しさん
今来たんだがなにこれ。450から500まで一人のレスで埋められてんだが。
503:ギャルゲー好きの名無しさん
極刑おじさんの遺品らしいぞ。今までの記録的な。
504:ギャルゲー好きの名無しさん
遺品は不謹慎すぎて草。
505:ギャルゲー好きの名無しさん
てかすげえな。未発見の情報だらけじゃねえか。全部風音ちゃん関連だけど。
506:ギャルゲー好きの名無しさん
ほへー。あの大会って運ゲーだったのか。あ、でもマネージャーになったら確定で勝てるんだな。
507:ギャルゲー好きの名無しさん
てか俺らの知らんGIFTもあんじゃねえか。すげえな。選択肢自由に書き換えられるって。
508:ギャルゲー好きの名無しさん
風音ちゃんに病気なるよって言ったらブチギレられるの草。
509:ギャルゲー好きの名無しさん
あ。新キャラの情報まであるな。どうせ出ないだろうけど眺める分には楽しいな。
510:ギャルゲー好きの名無しさん
てか待て。【忌み子】の新情報三つもあるじゃねえか。
511:ギャルゲー好きの名無しさん
まじ? どこ? ちょっとレス多すぎて分からん。
512:ギャルゲー好きの名無しさん
落としてきたから貼るぞ。
███.jpg1
███.jpg2
███.jpg3
513:ギャルゲー好きの名無しさん
<<512
天才か???
514:ギャルゲー好きの名無しさん
神すぐる。
515:ギャルゲー好きの名無しさん
あれ? 一枚目一行しか書かれてないしなんだこれ。
516:ギャルゲー好きの名無しさん
しかもこれかなり最後の方のページなんじゃね? 今までのやつと毛色違いすぎるだろ。
◆◆◆
▶︎jpg.███.1
『神は二人いる』
▶︎jpg.███.2
『███は███に封印されたと記されている。その際、魂を五つに分け全国の東西南北に封印された……とあるが、この説は有力では無い。なぜなら、███に関する文献がほとんど残っていないからだ。███は呪いを解くためにわざわざその地へ村人を向かわせていた。これが本当ならば、村人は███についてもっと多くの事を記していただろう。███は何かを隠しているのではないか』
▶︎jpg.███.3
『███は⬛︎を⬛︎む事が出来た。また、███は村人を⬛︎く思っており、村人からも⬛︎われていた。そして、███は███と同様に███を⬛︎ける⬛︎が度々あったとされている。その際【忌み子】が⬛︎まれなかった事から、【忌み子】は███の手によって███れたのではないかと推測され
「不都合だな。消しておくか」
このスレッドは削除されました。
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◆◇◆◇◆
風音が言った事は簡単だ。
転生者っぽい人を見つけてきたら、あの人の作った装置にかける。
もし、心が通常の倍以上に大きければ転生者という事になるのだ。
すっごい良い考えだと思った。ただ、一つ問題として。あの人が協力してくれるかどうかが分からなかった。
正直仲が良いとは言えない。というか、私は敵意むき出しにしていたのだ。だから、またあの研究に付き合わないといけないんだろうな……と思っていた。
「別に良いけど」
と、二つ返事でOKを貰えたのだ。不審に思いそうになったけど、そういえば研究の糧になるかと思い直した。
それから、私達の転生者探しが始まった。……けど。難航を極めた。
「普通ね」
「……まただめかぁ」
私は学校とその辺で我こそは転生者と思う人を集い、バンバンやっていった。風音はSNSなどを通して呼びかけをして貰ってる形だ。
「……海外とか。は行く時間ないからなぁ」
一応、次の言葉にピンと来た方は是非! とこの世界には居ない偉人の名前とか〜〜現象みたいなものを呼び込む際に書いてるけど、みんな知らないようだった。
「バッテリー切れ、か。今日ももう遅いし、人も少なくなってきた。帰ろう」
「で、でも。明日が二日目じゃ……」
「悪いけど、夜になれば警察の目にも止まりやすくなる。立場上それはいただけなくてね。私が居なくなるとキミも困るでしょ?」
「うっ……」
何も返せない。この人が居なくなれば、転生者探しはもっと難しくなるのだろう。
チャンスは一度しかない。だから、
そして――明日が二日目。今日から数えて三日は大丈夫だと、先生も言っていた。
でも、分からない。あくまで目安であり、明日か明後日には危なくなるかもしれない。
「私からも探ってみよう。キミもご飯、食べてないだろう。どこか奢るよ」
「……あ。ありがとう、ございます」
そして。……もうこの人って呼ぶ必要もない、か。
「
「……ああ。ファミレスで良いかい? 流伊ちゃん」
「はい」
◆◆◆
「不安かい?」
「……はい」
私は食事制限は特になかったから、ファミレスでスパゲティを頼んだ。でも、あんまり進まなかった。
「大丈夫、と気軽に言う事は出来ないな。人間、何があるのか分からないもんだ。一時間後には飲酒運転の車に轢かれて交通事故であっけなく死ぬかもしれない」
グラタンを食べながら美緒さんはあっけらかんと言う。
その、通りだ。
「だけど。その中でも、努力している人は山ほどいる。例え事故に遭ったとしても、即死でなければ助かる可能性は高い。それは現代の医療が進んでいて、知識を持った医者が居るからだ」
意外と、と言うと怒られるかもしれない。いや、怒られるのだろう。
美緒さんはまっすぐと。私を見ていた。
「昔ならばちょっとした怪我からウイルスが入り込み、死んでいた。出産した母親も体が弱ければ死んでしまう事は珍しい事ではなかったし、生まれた子供が病気や風邪に掛かって亡くなる事も珍しい事ではなかった。……何が言いたいのか、という顔をしているね。私の悪い癖だ」
ありきたりな言葉なのかもしれない。でも、不思議と頭に入り込んできた。
「私は先人が築いてきた経験と知識を。今まで努力してきた姉を知っている。……そして私自身、知識も経験も磨いてきた」
美緒さんは笑った。ニヤリと、ではなくニコリと。
「私は信じている。その全てを。だから、怖くないんだよ」
まるで、親が子に語りかけるような。柔らかな笑みに見えた。
「三日。正確には明後日の夜中まで」
真緒さんは指を三本立たせてそう言った。
「彼を生かす事を確約しよう。私と姉の力があれば100%可能だ」
その瞳が、気配が、私を射すくめる。
「リスクはある。……それでも私はやるさ。どうしてか分かるかい?」
「……いいえ」
「君達を信じているからさ。正確には彼が君達を信じているから、なのだが。……君達ならば可能だ。この馬鹿げた運命を変える事が」
一口水を飲み、その唇が水に濡れた。
「その先は私が責任を持ってどうにかしよう」
病気が治った後の一織のアフターケア、という事だろうか。……確かに今使われている薬とかの説明は聞いてないけど。副作用とか凄いのかもしれない。
「さて、食べたら病院へ戻ろう。あの子達が待ってるからね」
聞こうとしたけど、美緒さんはそう言って食事に戻る。
それ以上は何も聞けず……私もフォークを動かし続けたのだった。
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