第23日目 3月2日
流行り病が地球を覆った春、美しく咲き盛る我々を「見てあげる人がいなくて可哀想」と泣く声があった。
あれから何年か経ち、足下に歓声と嬌声が戻る。
我々は何も変わらない。
いつも在る。
そこで季節が巡る。
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