わたしは処女だ

第26話

統合失調症の方。毎日幻覚に悩まされて夜も二週間眠れず、風呂にも入る気にならなくて辛いだろう。

大丈夫だ。治療費のために障害年金を作っておいた。うつ病の時も使え。最初に通った病院、初診の日を調べたり、記入行があるが、それはオレにもある。なんとか書け。書けといえばイヴは日記書き過ぎ。全部見てコイツの病と相談するのマジキツかった。

あとこいつ、ネットリテラシー教えとく。ヤバい。今はコイツのバ先の店長で神パソいじってる。いじる、っていう言葉もアイツたまに辛いらしい。ぼっちとイジるは世代が違うから平気だとよ。

さて、Twitterを得たメーテル。

どうしよう、オレ自分が好きな作品の名前人が使おうがオレもTwitterで全然気にならなかったけどアイツに使われるとなんか腹立つ。いや、イヴのことは好きだぞ？

でもあいつがメーテル？！

って心の中で拒否反応起こしてもいいじゃん。

そろそろ安元に戻りたい。

あの人間、おれ安元がアダムな方がいい気、してきた。ああ、口調が替わりそう。替えがあるんだ。代替えみたいに。声優が多いのはこいつがリアルでリアルに男子と関わらなかったから。最初からそうだったわけじゃない、むしろ話せてた方だったのだが。

人を、人格を変えてしまうほどの出来事が遭ったとき。

そいつはあとは、ただ無だ。

無にならずに一秒より早く動けた人間を、私は識っている。

誰もが一秒より早く動いている。

しかし、　

明鏡止水にとって、数多の人間にとってそれは一生、訪れない。

だから人々は、君の名は。やすずめの戸締まりを観に行く。