青の洞門と宇佐神宮

 今日はソウの希望で大分県の青の洞門に行った。

 最初は、てんははちょっと渋っていたが、宇佐神宮にも行こうという話が出ると乗り気になった。

 宇佐神宮は「宇佐八幡宮神託事件」ゆかりの場所ということで、古典などに興味のあるてんはに「刺さった」みたいだ。


 実家から高速を使って大分へ。

 普段見ることのない地名をカーナビに見てみんなで興奮していた。


 まずは青の洞門へ。

 ソウが教育実習の道徳の教材で扱われるそうで、ぜひとも実際に見てみたいということで向かった。


 資料やネットなどで見るのと、実際に行ってみるのとではテンションが違うね。

 クオンとソウとてんは、3人で「ここはこうやって掘ったんじゃないか?」「あそこの高いところを通り道にしたんじゃないか?」「この明り取りの窓で川との距離を測って……」など考察しまくりだ。


 ほかの家族は「へー、すごいね」ぐらいで通過していく中、あちこち見ては3人で話してて、教材で使うソウはもちろんだが、クオンやてんはもハマっていてすごかった。


 ほかの家族の子供なんかは、なんでこんなとこ、暑いのにだるい、みたいな雰囲気がありありとしていて、ちょっとかわいそうだった。


 さぁお昼を、ということになったが、なんと洞門の近くのお店が定休日でお休みだった。

 こんな時こそ書き入れ時だろうに、マイペースだね。

 多分仕入れの関係で臨時開店とか逆にコスト高かったり調節難しかったりするんだろうな。


 なのでちょっとだけ離れたところの和食バイキングのお店に行った。

 これがとてもおいしくて、大当たりだった。

 地産地消のお店で、地元のお野菜などをふんだんに使っている。

 だが、小松菜ジュースだけは、ちょっと……(笑)。大人気メニューだったらしいが、好みは分かれる味だったようだ。


 20キロ弱ほど車で走って、宇佐神宮へ。


てんは「うさうさうさうさー」

ひかる「ウサギでも出てきそうだな」


 てんはの喜びようが面白かった。


 神社内を散策して、お参りした。

 しかし、やはり人が活動できる気温ではなかった。

 軽く熱中症になってしまった。ほかの人は元気だったけど。

 もっとしっかり見て回りたかったのに。

 今度はぜひ気候のいいときに訪れたい。

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