それ関係なく不審者だよ。
苗字。
それは生まれた時からずっとそこにあるもの。
苗字。
僕たちはそれを選ぶことなどできない。
ある人は憧れられ、ある人は笑われる。
こんなにも不平等なものがあろうか。
苗字。
僕はそれに苦しめられてきた。
だから、思ったのだ。
苗字を変えられないとしても、せめてそれを笑わない人と共に過ごそう、と。
そんな人なら、きっと僕の苗字を受け入れてくれるに違いない。
そして、僕は目の前の女子高生に自己紹介をした。
あぁ、その目はまた僕をおかしな奴だと思っている……。
〜〜〜
※以下、「日本不審者情報センター」より引用
(奈良)王寺町久度で声かけ 2月14日夜
https://nordot.app/998814994706137088?c=134733695793120758
奈良県警によると、14日午後7時ごろ、王寺町久度の駅で女子高校生への声かけが発生しました。(実行者の特徴:男性、20〜30歳、小柄、黒色ロングコート、白色シャツ)
■実行者の言動や状況
・帰宅途中の女子生徒に手招きし、声をかけた。
・「すみません、僕は変です」
■現場付近の施設
・★王寺駅[JR・近鉄]、新王寺駅[近鉄]、王寺町役場、王寺北義務教育学校
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます