　前回まで「国税庁法人番号公表サイト」で法人番号を調べるため、法人名で検索した結果を見てきました。今回は、具体的に検索結果の詳細を見てみましょう。

　前回の検索結果で、お目当ての法人である「法務省」をクリックすると、このように表示されます。

　法人番号の他に法人名、法人名のよみがな（カタカナ）、法人の所在地などが表示されていますね。

　最後に「変更履歴情報」という項目があります。「なんのこっちゃ？」と思いますが、法人の基本情報が変更された履歴ですね。

　法務省は指定されてから今までお引越しや法人名の変更がなかったので、最初の「新規　法人番号指定日年月日」だけが記載されています。こちらが法人設立の届け出が受理されて法人番号が指定された日ですね。

　注意しておきたいのは「法人番号が指定された日」、つまり「法人設立の届け出が受理されてから審査が完了した日」です。届け出が出された「法人設立日」ではありませんのでご注意を。書類に不備がない限り、「法人番号指定年月日」は「法人設立日」の七日後が多いです。

　本店（主たる事務所）の移転があれば変更履歴に記載されます。現在の所在地や連絡先などと公式HPに載っている会社概要や特商法に基づく表記が食い違っているなら要注意ですね。

　また、この情報をもとに会社がある場所の周辺の様子や建物様子をGoogle　MapやGoogle Earthで確認してみるのも良いかもしれません。

　とにかく、「あやしい、この会社本当にあるの？」と感じたらすぐに調べてみましょう。ただし、会社が実在しても、たちの悪い業者である可能性は否定できないことだけはお忘れなく。

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