第22話『バトンを落としたら、拾えばいい』
『バトンリレー』
十年を生きた僕の十代は
二十代の僕にバトンを渡した
バトンを受け取った僕は
いつもバトンを落とさないことだけを考えた
それは、僕を縛った
ある日、友人が言った
バトンを落としたら、拾えばいい
僕は、いつだって、簡単なことを見逃している
例え、拾えなかったそしても、挑戦したという記憶が残る
少しだけ、ほっとした
『愛した町』
僕が愛した町へ帰る
景色も友達も変わっているけど
僕を生み、育ててくれた町
時間とともに消えていく所も有るけれど
僕が愛した町へ帰る
『新入社員』
秋の空の青さに
負けないように
新入社員は胸を張る
秋の海の青さに
挑むように
新入社員はこぶしを握る
気負いながらも
社会に溶け込み
社会を支える人になる
社会に勇気を与えてくれる人になる
だから、気負っていい
間違っていい
空の青さにも海の青さにも負けるな
新入社員
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