第15話 『僕にとってのビートルズ』

1960年代から1970年にかけて活動したイギリス・リヴァプール出身のロックバンド、および20世紀を代表する音楽グループである。


どんな分野でも、「アンチ」という対象がいる。

僕は「アンチ・ビートルズ」だった。

ほとんどの曲を知らないのに、有名だから、という理由だけでアンチになったし、なによりも恋敵がビートルズ好きで、彼女と楽しそうに話しているのを見て、ますます、アンチだった。(中学3年の頃)


ある日、何気なくラジオを聴いていたら、「ビートルズ特集」を流していて、僕は、初めて聴くビートルズにショックを受けた。

こんなことなら、アンチと言わないで、聴くべきだった、と。

そして、ジョン・レノンのファンになり、高校2年の夏、軽井沢でサイクリングをいていたジョン・レノンファミリーを目撃して、そして大学2年のアパート暮らしの中、ジョン・レノンの訃報を知った。


世の中に、こんなに、ショックな出来事はない!という感じだった。

その夜のラジオ番組はどの局を聴いても、ジョン・レノン、ビートルズ特集だった。


恋敵に勝った僕は、彼女とビートルズとジョン・レノンの話しをした。

その時、彼女から別れ話を言われ、人生、最大のショックを受けた。


本当のビートルズ、ジョン・レノンについては、Wikipedia をご覧ください。


ここでは、僕の人生、最大のショックを受けた失恋の話をしました。(最初に、書いておけ、ですよね。)


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