第13話 タイシュツ
三田「あ。あの利用者さんお菓子食べてますね」
木下「おいおいマジかよ」
三田「注意したいけど、明らかに怖そうなお兄さんですよね……」
木下「あ、ああ。触らぬ神になんとやらってやつ……って吉沢ッ⁉︎」
吉沢「お客様」
客 「あ?」
吉沢「この本やこの本などもお客様の好みに合うかと思われます。どうぞ、ごゆるりとお楽しみください」
三田「ちょ、ちょっと吉沢くん! なにも犠牲になる本を増やすことは」
吉沢「いえ、あのお客様はもうすぐ帰られますよ」
三田「え?」
吉沢「青木まりこ効果って、知ってます?」
この本に対する熱い信頼に、彼が図書委員になった理由の一端が垣間見えた気がした。
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