奴隷少年の華麗なる転身
未羊
キャラクター紹介(メインキャラ)
本編ネタバレ含みます。予めご了承の上、お読み下さい。
344話時点までのまとめ(てあるか分かりませんが、そういう事)になります。
▽ ここから紹介開始です ▽
【キリー】
本編主人公の少年改め少女。
初登場時は11歳。
元々は奴隷だったのだが、何をやらせても満足にできなかったために、移動中に森に捨てられてしまう。そして、さまよう間に出会ったヴァルラという魔女の力で少年から少女へと変化したという特異すぎる経歴の持ち主。
蒼銀の髪の毛にエメラルドの瞳を持つ。
性格としてはお人好しで優しい心を持っている。ただし、本気で怒らせるとかなり怖い。
ヴァルラに拾われてからは、なぜか最初に着せられたメイド服を気に入り、それ以降はほぼ常にメイド服を着ている。頭はヘアバンドではなくシニヨンキャップを被っているクラシカルメイドスタイル。
その正体は、スレブという街の領主ヴォルグの息子であり、その時の名前はハウルだった。双子の妹にルナが居る。母親のセレナは亡くなっている。
キリー自身は天の申し子ではなかったのだが、母親が亡くなった時の転落事故がきっかけで天の申し子の力に目覚めた。その関係で、魔法は闇を除くすべての属性を操る事ができるのだが、ルナの力の影響だったがために、男の状態では扱う事ができなかった。そのために、ちぐはぐな状態となってしまい、ろくに何もこなせないようになってしまったのだった。
ヴァルラによって少女となったキリーは、ようやくその力を扱えるようになり、11歳という年齢でありながらも、金級冒険者という地位を手に入れてしまった。
武器は双剣、魔法は『ト(上級魔法)』まで扱う事ができる。扱う武器は剣なのに、得意な魔法は『リヒテ・ラーサ(光の槍)』である。
【ヴァルラ】
キリーを拾った長い金髪を持ち、体形に恵まれた大人の女性。魔法使いがよく着る服装で森に引きこもっていた事から魔女と呼ばれている。実際のところはその種族はよく分からないのだが、200年以上を生きているので人間でない事は確かなようだ。
性格としてはさすがに大人びて落ち着いた感じだが、どことなくいい加減なところもある。
キリーを拾って女性化させたのはいいが、どういうわけか最初にメイド服を贈った。おそらくは自分の身の回りの世話をさせるつもりだったのだろう。このメイド服はヴァルラのお手製で、他にもワンピースや下着なども作っている事から、手先は間違いなく器用。
拾ってくれた事に加えて、魔法を教えてくれた事からキリーからは「師匠」と呼ばれている。
スランの街の冒険者ギルドのマスターであるコターンの先祖のイムカや、ポッティの領主ジェシカとは知り合いであり、一緒に冒険した仲でもある。
余談だが、キリーとヴァルラの名前は「ヴァルキリー」からの発想である。
【マオ・ハトゥール】
スランの西にある娯楽都市フェレスの領主の娘。この作品では珍しい名字があるキャラである。
浅黒い肌と銀色混じりの黒髪に黒い瞳、黒い角と黒い翼を持つ悪魔と呼ばれる種族である。現在は角を隠し、人間と同じ肌の色に擬態をしている。髪の毛は三つ編みのサイドテールで背中までとかなりの長さがある。
キリーと同い年で、誕生日はひと月ほど後。
しっかり者で淑女らしいところを備えた、実にお嬢様といった感じの少女。性格は落ち着いてしっかりした感じなのだが、出会った頃は頭に血が上るとかなり粗暴になっていた。
ヴァルラやキリーたちと過ごすうちに、その元々兼ね備えていた淑女らしさがさらにレベルアップして、実際の年齢よりかなり大人びて感じられる。ヴァルラに劣らぬ頭脳の持ち主である。
そもそもは悪魔らしく闇の魔法を得意としていたのだが、途中から光の魔法も習得する両極使いとなる。
武器は爪で、キリーと同じく『ト』の魔法まで使う事ができる。得意な魔法は『シャ・ソルデ(闇の剣)』と『リヒテ・ソルデ(光の剣)』。
名前の由来は中国語の猫、名字の由来はヘブライ語の猫である。
【ルナ】
スレブ領主ヴォルグの娘で、キリーの双子の妹。天の申し子は本来ルナの事である。
劇中初登場は奴隷の状態で、教育があまりなされてなかったのか、うまく言葉を話せなかったようである。そのせいで劇中のセリフはすべてひらがな表記である。年を越してからは普通に話せるようになった模様。ちなみに性格もそれが影響しているのか、ものすごく淡々としている。
双子ではあるのだが、奴隷からの脱却が半年以上ずれていたので、ルナの方が全体的に小さめである。
キリーと双子なので、同じように蒼銀の髪にエメラルドの瞳を持つ。初登場時の髪は腰まで伸びていた。その後の髪の長さは不明。
魔法に関してはキリーと同じように闇以外のすべての属性を扱う事ができる上に、そのランクも同じく『ト』まで使える。
武器は持たない格闘術で戦うが、武器を持っても戦えそうである。得意な魔法は『リヒテ・アロア(光の矢)』である。
名前の由来はLuna(月の女神)から。
【ホビィ】
キリーが拾ったホップラビットの子ども。ホップラビットの駆除の最中に見つけたのだが、キリーが倒すのを躊躇してそのまま飼われる事になった。
その後、キリーの魔力を浴び続けた事で兎人化して、人語も話すようになる。「~(な)のです」という語尾が特徴的で、性格は結構のんびりしているようだが、思考回路はかなり単純。野菜や果物を好むが、肉がそれ以上に好きなようである。
こういった経緯があり、キリーには特に懐いており、「ご主人様」と呼ぶくらいである。
戦闘能力としては、ホップラビットの状態の時でもそれなりの実力者であるマスールを蹴り飛ばして一撃で倒すほどで、現在では銀級冒険者となっている。
どことなく先輩風を吹かせるところがあり、どことなく偉そうにしている。マオにもずいぶんと偉そうな態度を取っていた事がある。
攻撃手段としては蹴りで、前足を使う事はない。魔法は元の魔物が魔法が使えないので苦手なようだが、簡単なものなら習得したような気配がある。
ちなみに兎人化したホビィの背の大きさは、キリーよりもでかい(耳込み)。
ちなみに、キリーが着る事を拒んだヴァルラお手製のワンピースを着ている。れっきとした女性である。
名前は種族名をもじって付けました。
※後日加筆・修正するかも知れませんのであしからず。
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