ガチムチ筋トレキッズ

Marco Godano

第1話・教室にて

太腕ノ助「おい、筋次郎。4段の弁当箱って、結構贅沢じゃねぇかてめぇ」


筋次郎「いっぱいお腹空くんだもん。貴様こそ、そのでっけぇ魔法瓶とはなんだい」


太腕ノ助「なんだ、羨ましいのかい?母ちゃんにねだって買ってもらったのさ。プロテインドリンクを入れるなら、やっぱ『ジムっこ暮らし』のキャラもんに限るぜ」


筋次郎「ドリンクってお前、洒落てやがって。粉の状態で直接飲みゃ良いだろ」


太腕ノ助「頭わりぃ奴は本当しゃーねーな。卵白に溶かして飲めばもっとタンパク質が摂れてお得だろ」


筋次郎「一理あるな。お、おい、後ろ!後ろ!」


太腕ノ助「はぁ?後ろって・・・お、おおお!こ、こんにちは!」


ツヨ子「ハロー!一緒に座っていい?♥」


太腕ノ助「あ、え、ど、どうぞ!弁当箱置く場所、大丈夫?」


ツヨ子「ツヨ子は今日弁当箱じゃなくて、炊飯器ごと持ってきちゃったから・・・ちょっと無理かも・・・」


太腕ノ助「心配すんなよ!」


太腕ノ助は片手でクラスメイトの机を持ち上げて、自分の机の隣に置く。


ツヨ子「ありがとう♥」


太腕ノ助「へへっ」


筋次郎(分かりやすい野郎だ・・・)

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