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あとがきへの応援コメント
『悩み、迷い、進む。青少年の物語』企画への参加ありがとうございました。
丁寧な筆致で書かれた作品だと思いました。食べ物の描写がとても美味しそうで、質感や味などを想像しながら読めました。夢喫茶の人々もとても温かくて、こんな喫茶店があったら行ってみたいなと思いました。
一度は絵を描くことを諦めかけた友紀ですが、最後には絵に向き合う気持ちを取り戻してくれて安心しました。この先も困難にぶつかることはあるでしょうが、夢喫茶の人々を始めとした優しい人たちの支えがあれば、乗り越えていけるのではないかなと思います。好きなものを好きだと言える気持ち、いつまでも大切にしてほしいですね。
人の温かさと青春を感じられるお話でした。
素敵な作品をありがとうございました。
作者からの返信
この度は貴重なお時間を割いてお読みいただき、本当にありがとうございます。
自身もこんな喫茶店があったらいいなという思いで書いていた作品でしたので、このような感想をいただけて嬉しいです。
拙い物語ではありますが、思い悩む友紀寄り添い、最後まで見届けていただけて幸甚に存じます。瑞樹様がおっしゃっていただいたように、周りの人たちの支えとともに彼女が進んでいけると思います。
この度は素敵なご縁をいただきまして、本当にありがとうございました。
第18話 雲りのない一筆への応援コメント
美しい。
今まで拝読した貴方が綴られた話の中で、最も私の胸を打った美しさであったかもしれません。
作者からの返信
ありがとうございます。
水野くんの書道の部分は割と気に入っていたので、このお話を書いたことに間違いはなかったのだなという安堵感もあります。
第14話 紺の空に輝く昴への応援コメント
他者の幸せを願うこともまたエゴ。
優しいエゴ。
貴方はまだ、どちらかと言えば友紀ちゃんサイドにいる人だと思うのですけれど。
マスターのコトノハを、どんな気持ちで綴ったのかな、と思いました。
私は望んだ訳でもないですが、マスターサイドかと思うので。
作者からの返信
優しいエゴは利他心というものだと思っています。
今も迷子のままなのですが、本作を書いていた時のほうがエネルギーが満ちていたように思います。誰かの心に残るお話を書けたらいいなと思って、夢中で走れていたような気がしますね。
どこかに置き去りにしてきてしまったみたいです。
第13話 消えた太陽への応援コメント
そういう時もあるのが人生ではありますが。
ちときついかな。友紀ちゃん。
作者からの返信
当たり前のことが当たり前でないことを知る。寄る辺をなくしたこの時が友紀の正念場ですね。
第11話 ある愛の話への応援コメント
「愛とは亡霊のようなものである。誰でもその存在を口にするが、その真の姿を見た者はごく僅かしかいない」
外国の絵描きか作家の言葉より。
作者からの返信
本当に愛とは何なのでしょうかね。
教えてくださったように愛は掴めず見えず、不確かなもの。知れるようになるまで、ずいぶんと時間がかかりそうです。
第10話 それぞれの形への応援コメント
…え?友紀ちゃん、肉じゃが作れるの?すごいね!!
意外と手間のかかる料理。
私が大学に入って独り暮らし始めた時、夜に作り始めて完成したのはだいぶ遅かったですよ……。
作者からの返信
手の込んだ肉じゃがを作ったことがないので気楽に書いてしまいました笑。味の染みた肉じゃが、美味しいですよね。
キタアカリだと煮崩れしやすいですが、甘みもあって火も通りやすい感覚(自分感覚)なので好きですね。そのイメージで書いていました。
久しぶりに食べたくなりました。
第9話 夜明けのティータイムへの応援コメント
自分を真っ黒だと卑下したら生きやすいです?時雨くん。
眩しさは君の痛覚を刺激しますか。それでも寄らずにいられない。
なぜでしょう。
なぜかと疑問を抱くことはとても大事で有意義です。君の職業にも益となる。
疑問を抱き、熟考を重ねると良いです。
思考停止は多方面で致命的ですから。
作者からの返信
人の眩しさを見ると自分の仄暗さに嫌気が差す。綺麗な水に魚は棲めないに通ずるものですね。
それでも眩しさに憧憬を覚えてしまうのは、内側に似たようなものがあるからではないかなと思います。
疑問と思考を止めた時が、人という存在を形骸化させてしまうではないかなと感じました。
第8話 その先の向こう側への応援コメント
彩乃ちゃんは、ぶつけてもらったほうが嬉しいかもしれませんよ。友紀ちゃん。
作者からの返信
やはり考えていることは言わなければ伝わりませんから、話したほうがいいのではないかな…とは思いますね。
綾乃なら、一緒に抱えてくれるのではないかなとも思います。
第6話 五月雨の中でへの応援コメント
ガールズ、悔い改めよ。
嫉妬は苦い毒。マスターは正しい道を説いていますね。
厳しいけれど、厳しいことが必ずしも間違いではないから。
作者からの返信
嫉妬。自分もフッとした時に抱いてしまう感情です。できるだけ言動に気をつけておりますが、まだまだ未熟者です。
優しく、正しく厳しいことを言ってくれる人はとても貴重ですよね。聞き入れないままでは、そういう方は離れていってしまいますから。
第4話 キリトリの世界への応援コメント
痛いでしょうね。
それでも世界を拒絶しない限り、そのようにして広がっていく。
人は翼を持たずして飛翔する生き物。
作者からの返信
痛みがあってもなお、空を目指してしまうのも。
友紀は今辛いところだと思いますが、一歩を踏み出し続けていってもらいたいところです。
第3話 理想鏡への応援コメント
ここに来て、応援のハートが減る意味が解らない……。
丁寧に綴られる、良い作品です。
メリハリや刺激のみ、作品に求めるものでもないと思うのですが。
自己肯定感を、他者に委ねると苦しいですよ。
けれど、人に優しく認めてもらえれば、嬉しいですよね。
今は自分で手一杯な人が多くて、私は少し悲しいです。
私自身は愛されている、恵まれていると感じています。
残念ながら、肉親からではありませんが。血の通わぬ人たちから、思いも寄らぬほど、情をかけていただいています。
友紀ちゃんは、貴方に似ているのかもしれませんね。
自分の美質に気づかず、繊細で俯いている感じがします。
大丈夫です、貴方は。
歩いてください。そのまま。
作者からの返信
自身の作風がカクヨムに合っていないので、読者がいないのは致し方ないのかなと今は思っています。交流も積極的にするタイプではないので…。
自己肯定感、他人に求めるものではないと思いつつ難しいものです。
ですが、やはり認めてくれたり、誰かがいてくれるというのは心強いと思うのです。自分は自身のことで手一杯ですが、与えられる側になりたいものですね。
歩いてください。そのまま。
友紀にぜひとも伝えたい言葉です。
お心遣いありがとうございます。
第2話 こころ小春日和への応援コメント
「可能性の塊」…………。
所有時間が大人より多いからでしょうか。
まだ確定されていない未来を眩しいと思うからでしょうか。
傷を負っていないと?
「若いって良いね」
私は、そうした類の言葉を無神経だと感じます。
若ければ苦悩がないと。悲嘆がないと。「良いね」と言う貴方以上に絶望していないと。
一体、どうしてそう思えるのでしょう。
人間は千差万別にその人だけの人生を歩むしかありません。
老いも若きも一概に「こう」と断じる言動は無粋であり失礼です。
作者からの返信
ほんの少し見ただけではすべてを図り知ることはできない。だからこそ選ぶ言葉も行動も慎重に、相手を気遣わなければならないですね。感想をいただいて、改めて身につかされました。
急いでいて書ききれなかった部分もある作品なので、納得いただけるものでなければ途中で置いていただいてもまったく問題ございません。
よろしくお願いいたします。
第1話 霧雨 のち 夢喫茶への応援コメント
誰もが「こんな喫茶店があったら」と、思い描くようなお店ですね。
現実には有り得ない。
だからこそ書かれる意味がある。創作という名の海の上、揺蕩いながら。
その存在は読者に、とても優しい。
作者からの返信
本作は現実にはありえないけれど、どこかで望んでしまうような世界ですね。
この場所で紡がれる物語をよろしければ見守っていただけると嬉しいです。
編集済
あとがきへの応援コメント
立藤夕貴様の作品は、美しい静止画や美術品を思わせることが多く、独特の静謐な世界観で満たされていると感じます。硝子張りの向こう側にある完成された工芸品、手が届かない美しさ、幻想的な危うさ、儚さ。そういう印象が真っ先にきます。もちろん良い意味で。
本作の面白いところは、まず主人公の色が「白」だということ。正確には色じゃないですね。あらゆる色が混ざった状態。何にでもなれる可能性の暗示。それと「黒」がいないこと。何にもなれない存在の暗示がないということでしょうか。(マスターが黒であるとすれば、夜などの文字が使われると予想)
そして、15話を超えたあたり(友紀の気持ちが切り替わった直後)からその世界観が熱を帯びてきて、霞がかっていた世界が晴れてゆく。鮮やかに色づいてゆく。主人公の気持ちと世界観が綺麗に連動しているんですね。見事な筆の冴えだと思います。
毎話のように登場する食事と飲み物、花のこだわりも凄かったですね。喫茶店という空間が色鮮やかに展開しています。
以上、あくまで私的な感想ですので、立藤夕貴様の意図とは違った読み方をしてしまったかもしれません。その場合は御容赦下さい。他作品も順次読ませて頂きます。
お返事頂き恐縮です。
> マスターは14話のタイトルにこっそりと名前が入っていたりします。(色は紺です)
ぐっはぁぁぁああっっっ!?
お教え頂きありがとうございます。黒でなかったことに安心しました。
作者からの返信
杜若様、またこうして手に取っていただけたこと、感想までいただけたことがとても嬉しいです。その上、勿体無いようなお言葉までいただいて本当にありがたい限りです。
いただいたお言葉通り、何にでもなれる者として主人公の友紀を「白」にしました。マスターは14話のタイトルにこっそりと名前が入っていたりします。(色は紺です)
友紀が変わっていく……世界が広がっていく場面を「主人公の気持ちと世界観が綺麗に連動している」と評していただけて幸甚に存じます。小さなこだわりもこのように丁寧に汲み取っていただけて本当に嬉しいです。
貴重なお時間を割いてお手に取っていただき、本当にありがとうございました。ふらっといつも倒れそうですが、杜若様のお言葉にいつも支えていただいております。
当方の作品につきましては本当に無理をなさらず、気になった時にお立ち寄りいただけますと幸いです。