自衛隊に関するモヤッと

みかん

第1話(住居問題、自衛隊は悪くないのでは)

 2022年3月17日付の某地方紙M新聞にてY町で住居が不足しており、その一因として自衛隊が挙げられている記事がありました。

 どうやら町議会の一般質問にて住居不足をめぐる議論があり、陸上自衛隊駐屯地に勤務している自衛官が民間住宅を賃貸して確保していることが一因であるとされているようです。(なおこの駐屯地は近年新しく配備されたものです。)

 町内では移住したくても住む家がなく、町から自衛隊側に「官舎に移ってくれ」と要望しているようです。

 確かにその町の人口を確認すると約1700人程度であり、自衛官とその家族250人が移り住むことになったためいきなり1割以上の人口が増えたということになります。そりゃ住居不足にもなるよと気持ちもわかります。

 さらに記事を確認すると令和5年度にはさらに50人増員されるとのことなのでさらに住居不足は問題になるでしょう。

 この問題は人口が増えたことによる町の経済活性化という良い面だけではなくこのような負の面もあったということですね。


 が、個人的に思うこととしてはこれ自衛隊悪くないんじゃない?と思うわけです。より具体的に言うとそこで勤務している自衛官を責めても仕方ないのではないでしょうか。自衛官たちはそこで勤務することを命じられて引っ越してきているわけです、家族がいる場合単身で来いとも言うわけにはいかないでしょう。

 本来、この住居問題は国が解決する話ではないでしょうか。いきなり人口が1割以上増えるということは住居にしても当時の供給能力では対応しきれないことは想像に難くないはずです。そこを見過ごして基地を優先させ官舎を後回しにした結果がこれだとするとお粗末と言われても仕方ないのではないでしょうか。

 記事でも「自衛隊は官舎を増やしていくので、民間で無く官舎に移ってほしいと伝えている」とされています。ということは防衛省側も当初は住居問題を見落としていたか軽く考えていたのではないかと思ってしまいます。

 もしかしたら官舎も十分準備していたが民間住宅を希望する隊員が多く、この問題が生じている可能性もあります。この場合は自衛隊側に問題があると言えるかもしれません。正直この場合でも自衛官に住みたいと思われない官舎を用意した時点でいかがなものかと思いますが、、、

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