第3話 Call you

午前1時 眠れぬ夜

カップラーメン飲み干した

こんな時に思うのは

いつだって 君のこと


今日も教室のベランダで

苦しいと泣いていたね

心配している僕のこと

気づいてくれているのかな


ろくに話したこともないけど

真夜中に名前を呼ぶくらいには

君が好き


話す勇気が出ないからさ

こうして名前だけ 呼んでいるよ

明日また 会えますか

もし良ければ

君の苦しみを分かち合いたい


「  さん」


そして再び君の名を呼ぶ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る