畑仕事

親子の一件から次の日

ミーシェ「天使様ー!来たよー!」

マルク「兄ちゃん達おはよー!」

  「なぁなぁ!畑仕事手伝ってくれるて」

  「ホントか!?」

先の一見の兄妹がキャラバンへやって来た。

ロゼ「おぉーホントだよ?」

  「このカイ兄ちゃん達が」

 「マルク達の畑の収穫してくれるってさー。」

 あぐらをかいて頬をポリポリ掻きながら

 だらしなくしているロゼ。

カイ「ロゼさんアンタも行くんですよ。」

ロゼ「力仕事とかマジめんどいからパース。」

カイ「良いんですか?行かなかった場合の」

  「言伝を頼まれてるんですけど。」

ロゼ「え?誰それ?」

カイ「行かなかった場合、ロゼさんを」

  「取り押さえて」

  「アオイさんのエンチャントとテラさんの」

  「エフェクトウェポンを上乗せした」

  「俺の拳で思い切り…。」

ロゼ「しゃっー!!なんか急に土いじりが」

  「したくなったなー!!」

  「おっし、お前ら行くぞー!」

マルク「おー!」

ミーシェ「お〜♪」

 テントではマルク達の親父さんの腰痛つまり

 ギックリ腰の診察中。

 軽い問診と腰の痛みを確かめて終了した。

マルク父「騒がしくしてすみません。」

アオイ「…ふむ、後遺症も無く異常や」

   「異物もないなこれに懲りたら畑仕事に」

   「精を出すのはいいが。」

   「ちゃんと家で休むように。」

マルク父「はい」

    「ありがとうございました。」

アオイ「…貴方は俺が怖くないのか?」

 アオイは仮面やローブ等の変装を

 せずに診察していた。

バルバロスのガルーダであることは

まる分かりだ。

マルク父「いいえ、皆様の様な優しい方を」

    「怖がる必要がありますか?」

「娘や息子を大切にしてくれているそれだけで」

    「十分信頼できますよ。」

アオイ「そうですか。」

マルク「父さん俺達畑を案内してくるー!」

マルクが勢いよくテントに入ってくる。

マルク父「分かったよくれぐれも」

    「皆さんにご迷惑かけないようにね。」

マルク「はーい!」

ミーシェ「は~い!」

マルク達は村の方へと駆けて行く。

ノエ「素直でいい子だよね~マルク君と」

  「ミーシェちゃん。」

マルク父「はい、私の宝ですから。」

…………………………………………………………

 畑、サツマイモ、ジャガイモ、カボチャ等の

 芋類を栽培しているようだ。

マルク「全員手袋はしたー?」

   「それじゃ誰が一番取れるか競争ね!」

   「よーい…どん!」

GMここからはミニゲームっす!

 3回に分けてイモを収穫して貰いますっす。

 トータルで一番多くイモを

 収穫できた人が優勝っすよ!

2d+筋力ボーナスで判定っす!

カイ3+4=7

テラ7+1=8

ロゼ12+4=16クリティカル◎

ロゼ「おぉーこれめちゃくちゃついてる。」

ミーシェ「すごーい階段みたいについてるー!」

カイ「俺も負けてられないな。」

2回目

カイ11+4=15

テラ8+1=9

ロゼ8+4=12

マルク「カイ兄ちゃんすっげー!」

   「素手であんなに掘ってる!」

カイはどんどん掘り起こしていている。

テラ「リルドラケンの装甲がなせる技だな。」

  「普通は手が石とか枝に」

  「引っかかって怪我する。」

  「マルク、ミーシェ真似するなよ…。」

3回目

カイ3+4=7

テラ10+1=11

ロゼ6+4=10

テラは黙々と仕事をこなしていく。

ロゼ「はぁ~やっぱ人間は器用だね〜。」

カイ「まったくですね。俺やロゼさんには」

  「ないものですね。」

ロゼ「カイ〜?余計な一言が」

  「付いてるぞ〜ん〜?」

テラ「あんたらは力任せなんですよ。」

マルク(なんだかんだ言って仲良さそうだよな)

GM終了〜。

  結果発表ー!!

カイそんな○曜日の○ウンタウンみたいに

  言うなよ(笑)

カイ7+15+7=29個

テラ8+9+11=28個

ロゼ16+12+10=38個

GM優勝者には報酬があるっすよ。

マルク「うん!これで今日の分は終わったかな」

   「ありがとう兄ちゃん達!」

ミーシェ「お兄ちゃーん!」

ミーシェが、紙袋を、持って駆け寄る

ミーシェ「酒場のお姉さんに、蒸かして」

    「貰ったの!」 

    「はい!羽織のお兄ちゃんに」

    「一番大きいのあげるー」

ロゼ「おおーありがとな。」

ロゼキーパーこれ何?

GMこれを食べると好きな

  ステータスに1降れるっす。

ロゼえ?ヤバいなそれ。

  んーでもな、俺のキャラ強くなったしなー。

カイそれよりもステータス成長が

  悲惨な人もいますしね。

ノエ筋力、筋力、筋力、生命、

  知力、筋力、筋力。

ロゼんーよし分かったこうしよう。

ロゼ「これノエに土産でもらっていっていい?」

ミーシェ「良いよ!うちのおイモ美味しいから」

    「ノエお兄ちゃんにも食べてほしい!」

    「他にもおイモいっぱいあるから」

    「食べて食べて!」

皆でお昼を食べて一休みしていると声が聞こえる

謎の人「我々は絶対に悪には決して屈しません」

   「全ては神のお導きのままに…!」

 白い豪華な神官が村人に教えを

説いているようだ。

カイ「む?なんだあれは。」

ミーシェ「…あれ嫌い。」

マルク「アイツラ最近ここにやって来た」

   「教会だよ。」

   「村長が贔屓しててさ勝手に」

   「教会を建てたんだよ」

   「上から目線だから俺も嫌い。」

謎の神官「下賤で矮小なる蛮族を許しては」

   「なりませんあの者達は皆獣です。」

   「人と思ってはいけません。」

   「悪は皆罰するべきなのです。」

カイ「確かに…あれは嫌いにもなるな。」

  「話もせずに蛮族を最初から悪と」

  「決めつけてるたまに、人の方が」

  「愚かしいと思うときがある。」

ロゼ「そーね、特に権力を持っている奴は」

  「天狗になりやすいね。」

  「自分がなんでも出来ると思ってる。」

テラ「…。」

カイ「…よし!午後も頑張るか!」


一方ノエ、アオイの神官組

マルクの父「ところでアオイさんノエさん」

     「折り入ってお願いがありまして。」

ノエ「どうしたんですか?」

マルクの父「皆さん入ってください。」

すると…ゾロゾロと農夫の人々が入ってきた。

 入りきらなかった人はテントの外で中の様子を

 見ている。

ノエ「おお、沢山来たね。」

マルクの父「実はこの村には」

     「教会が在るのですが」

   「教会の治療費が破格で農民の私達には」

     「とても払える額では無いのです。」

アオイ「なるほど。それでは…適正価格の」

   「治療でよろしければこちらで」

   「診察致しましょう。」

   「ですが私はバルバロスですよ?」

   「貴方がたの村はバルバロスに」

   「差別的のはずでは?」

マルクの父「我々の村は今2つの勢力に」

  「別れていますバルバロスに対し保守派の」

    「現村長と穏健派のソルシュ派。」

「村長派が4割ソルシュさん派が6割ですね。」

「村長派は全員教会の信者となっています。」

 「農夫の仲間に聞きましたがあの騒動は」

「ナイトメアの方やウィークリングの方にも」

「しているらしく信者は」

「過剰に排斥するんです。」

「ここに居るものたちは全員ソルシュさんを」

「支持するものや教会に懸念を持つ者達なので」

「危害を加えない限りはアオイさん方を」

「罵倒したりは致しません。」

「そのようなことがあれば何時でも」

「ご相談ください力になりますよ。」

アオイ「そうか。なら教会の信者か」

「どうか聞けばトラブルは避けられそうだな。」

ノエ「それじゃ全員治療するって事で」

 「みなさーん列を作って並んでくださーい。」

GMこっちもミニゲームっす。

 ルールは簡単指定された目標値より

 上の値を出し続けてくださいっす。

回数をこなすごとにどんどん

目標値は上がるっす。

指定はもちろん

神官技能+知力ボーナス+2dっす。


一人目、目標値6

アオイ3+6+5=14○

ノエ3+4+10=17○

二人目、目標値8

アオイ3+6+5=14○

ノエ3+4+2=9☓ファンブル

ノエ「あいたっ!」

ノエは転んでしまった。

1回行動不能+2ダメージ

三人目、目標値10

アオイ3+6+10=19○

四人目、目標値12

アオイ3+6+6=15○

ノエ3+4+8=15○

五人目、目標値15

アオイ3+6+9=18○

ノエ3+4+8=15○

六人目、目標値18

アオイ3+6+8=17☓

ノエ3+4+7=14☓

GM8回成功なんで合計で80ガメル獲得っす。

村人「おおー!みるみるうちに腰痛が治った!」

村人2「奇跡じゃ〜神の思し召しじゃ〜。」

村人3「ああ、青痣が引いてゆく…」

   「ありがとう。」

村人4「俺達あんたらの事怖がってたんだが」

  「話してみると良いやつだって分かるよ。」

村人5「おめさあんがとな〜これな村の畑で」

   「取れだ野菜さ~貰ってけれ〜。」

   「ほんにあんがどなー。」

マルクの父「お二人共ありがとう」

     「ございました。」

「これで我々も安心して畑仕事が出来ますよ。」

アオイ「ああ、また何か怪我をしたら」

   「来るといい。」

ノエ「皆さんお大事にね〜。」

村人は感謝をして村へと帰ってゆく。

ノエ「俺も村の人全員嫌な人達ばかりって」

  「思ってたけど…良い人達も居たね。」

アオイ「ああ、そうだな。」

   「野菜山ほど貰ってしまった。」

ノエ「キャベツか〜サラダにしても」

  「お鍋で食べても美味しいよね〜。」

「あっ!アオイさん俺ロールキャベツが良い。」

アオイ「なら、手伝ってくれるか?」

ノエ「もちろん!俺、手洗ってくるね。」

アオイ「…教会と村長か…村の問題」

   「なぞ知らんが。」

 「…ノエや皆に飛び火しなければ良いが…。」   「万が一の為にも物資補給が終わり次第村は」

   「出ないとな。」

…………………………………………………………

 ロゼ達がキャラバンに帰る頃には夕方に

 なっており。太陽がちょうど沈む頃だ。

ロゼ「たっだいま~。」

ノエ「おかえり〜わぁすんごい量の」

  「おイモだね。」

カイ「マルクから今日の報酬として」

  「イモを大量に分けてもらったんだ。」

ロゼ「おっ、そうだノエほい。」

ノエ「え?もがっ!」

ロゼはノエの口に蒸かしイモを突っ込んだ。

ノエ「もがっもがっあっ…美味しいこれ〜。」

カイ「いや、呑気だな(汗)」

 「ほら、口にイモが付いてる拭いてやるから」

  「こっち来い。」

ノエ「はーい。」

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