決勝戦 開幕

司会「さぁさぁ!皆さん大会も」

  「最後の試合となります!」

「ここまでに驚異の威力の魔法や」

「素早い連撃を見せつけた」

「ソル・クロウー!」

観客「赤い兄ちゃんちゃんと勝てよー!」

観客2「50ガメルお前に賭けてんだ」

   「やってやれー!」

ロゼ「おう、バッチリ勝ってやんよー!」

司会「対するはこちらも圧巻の力を」

  「見せてくれた。」

  「今回も勝ってしまうのか?」

  「スフォルトゥーナーーー!!」

カイ「アンタが来ると思ってたよ。」

「…ロゼ。」

ロゼ「おー、俺もお前のこと待ってたよ。」

カイ「悪いが俺は本気を出さない。」

ロゼ「は?手を抜くってこと?」

カイとノエの後ろから数人やって来た。

アオイ「おい、人数が違うようだが?」

司会「え〜マルコフ様から出かけていた傭兵が」

 「戻ってきたので決勝に参戦させたいとの事」

  「でしたのでサプライズ援軍と」

  「させて貰いました」

アオイ「冗談じゃないぞ…。」

  「カイとノエでも手こずるというのにっ。」

傭兵風の男「サクッと倒してやるよ兄ちゃん達」

 傭兵風の男達はニヤニヤと君の悪い笑みを

 浮かべている。

アオイ「…マルコフの差し金か…」

   「厄介なことをしてくれる。」

ロゼ「人が楽しく試合しようとしてたのにさぁ」

  「野暮なことしてくれるよなホント…」

  「気に食わねぇ」

ロゼは勝負の邪魔をされて心底不愉快そうだ。

ノエ「…カイ。」

カイ「…良いんだノエこれで良いんだ。」

ロゼ「そこのデカブツさっさと」

  「倒してやんよっ。」

  「待ってろよ…!」

司会「それでは…レディ、ファイッ!」

 先制判定

ロゼ2+4=6+5=11☓

アオイ1+3=4+10=14☓

カイ?+?=18○

ロゼ「先手はもらっ」

カイ「やらせない。」

カイは尻尾で砂埃を起こし油断させる!

アオイ「なに!」

ロゼ「おわっ!」

アオイ「くそっ、油断した!」

人物判定

アオイ4+1=5+9=14○

ノエ?+?=12☓

アオイ「やはり…ブーストが」

   「かかっているな…。」

 ノエ、カイすべてのステータス+5ボーナス

 匪賊の頭領✕4

ノエ「弱点見破れなかったっ。」

 配置確認

後衛 前衛       前衛  後衛

ノエ 匪賊の棟梁    ロゼ  アオイ

カイ          メイ

戦闘開始!

傭兵達のターン

傭兵達は前衛を攻撃!

ロゼに二人メイに二人攻撃する!

傭兵6+4=10

傭兵2 6+8=14

ロゼ4+5=9+6=15○

ロゼ4+5=9+11=20クリティカル、

カウンター発動

ロゼ10+5+3=18+4+1=23-4=19ダメージ!

 1クリティカル!

傭兵は大剣で大振りの攻撃をしようとした…が!

それを逆手に取りロゼは相手の懐に入り

腹に痛烈な一撃を決めた!

傭兵「がっは!」

ロゼ「隙がありありだよ〜?」

  「注意力散漫じゃな~い?(笑)」

傭兵「こ…この野郎っ!」

メイに対して攻撃

傭兵6+4=10

傭兵2 6+9=15

メイ7+9=16○

メイ7+10=17○

傭兵「くっ!コイツ羽で風を出して」

  「攻撃出来ないようにしてやがるっ!」

傭兵達は手も足も出ない。

カイのターン

カイ「……ロゼ悪いな…。」

ロゼ「何が?」

カイ「アンタには悪いが俺以外の奴に」

  「倒れされてくれ。」

カイは、虚ろで淀んだ目をしている。

カイ(どうせ、勝っても…)

  (意味なんてないんだ…。)

 

 ー数十分前ー

 

マルコフ「傭兵を大金積んで雇ってやった。」

    「これであいつら…クロウだったか?」

    「アイツラに勝ってこい!いいな!」

カイ「待ってくれ!話が違うじゃ」

  「ありませんか!」

  「俺達二人で試合に挑むはずだ!」

マルコフ「ああ、だからこれは貸しだ。」

    「つまり…おまえ達は勝っても一生」

    「俺の奴隷だ。」

カイ「っなんだとっ!?」

  「優勝したら開放してくれる手筈だろ!」

マルコフ「口答えするな!だいたいお前達が」

    「情けないから俺自らが力を」

    「貸してやってるんだ。」

   「文句よりむしろ感謝するべきだろう!」

    「ああ、後…負けたらお前達は捌いて」

「闇市に売る精々死なないように勝つんだな。」

気色悪いマルコフの高笑いが

 聞こえてくるかのようだった。

ロゼ「…あぁー!もういい!」

  「ちょっとそこで待ってろ!」

  「お前の顔ぶん殴ってやるから!」

ノエのターン

同じく待機

アオイのターン

魔法指示、魔力拡大数、フォース

アオイ「ロゼ。」

ロゼ「ん?」

アオイ「ここは俺がやる。だからお前は」

   「カイのとこに行って来い。」

   「あいつらにはお前の声が必要だ。」

ロゼ「けど、邪魔がいるんだよねっ。」

アオイ「任せろ…お前の道は俺たちが作る。」

ロゼ「アオちゃん…分かった行って来る!」

アオイ「メイ派手にやるぞ!」

メイ「メェ~!」

アオイ「ダブルキャスト!!」

3+4=7+5=12

傭兵5+5=10☓

10+3+4=17+2=19ダメージ!

光の糸が傭兵達に伸ばされる。

傭兵「なんだこれ!肌に切り傷が!?」

メイのターン

 威嚇

 3+6=9+9=18

傭兵5+6=11☓

行為判定-1

 メイの額の宝石が黄色に光り輝く。

メイの空中に20本もの槍状の岩が出来上がってゆく。

傭兵「よっよせ!辞めろ!」

傭兵2「そんなのが当たったら俺達!」

傭兵3「クソっ!糸で逃げられねぇぇー!」

ストーンブラスト!

7+4=11

5+4=9-1=8☓

20+7+3=30ダメージ!!

槍状の岩が糸を避け傭兵達に降り注ぐ!!

傭兵達「ぐわぁぁーーーー!!?」

傭兵全員ダウン

アオイは早く行けとアイコンタクトで合図する。

ロゼ(サンキューアオちゃん!メイ!)

アオイ(お前の声は心に響く…頼んだぞ。)

ロゼのターン

制限移動

ロゼ「さーて邪魔者は居なくなったよ。」

  「…これで、相手してくれるんだろ?」

カイ「…降参だ。」

ロゼ「は?」

カイ「だから、降参すると言っているんだ。」

ロゼ「お前、絶対勝つって言ってた野心はどこ」

  「行っちゃったの?」

カイ「最初からそんなものは無かったんだ。」

「俺達に!自由なんて…無かったんだよ!!!」

カイは俯き叫ぶ…自由なんてものは…最初から

 何も、何も無かったのだ。

ロゼ「はぁ~…お前にはガッカリだわ。」

カイ「いくらでも言ってくれ…。」

ロゼ「ちげぇーよ、お前なに一人で」

  「癇癪起こして無いものねだりしてんの?」

「やっぱ、ガキには期待しても無駄ったなー。」

カイ「…。」

ロゼ「…なんとか言えば?クソガキ。」

カイ「……俺…は。」

ロゼ「はぁ〜…お前さ〜1人だと思ってね?」

カイ「ノエもいる。」

ロゼ「いーや違うねお前はなんも見えてねー」

 「自分で癇癪起こして自分で解決して自分で」

「泣き言、言ってるなっさけねぇー奴なんだよ」

  「【今】のお前は。」

カイ「っ…!」

ロゼ「試合ずっと見てたよ?」

「お前正々堂々最後までぜってぇ手を抜かずに」

  「全部の試合に全力だったじゃん。」

  「そんなお前だったから俺は戦えんの」

  「が嬉しかったんだよ。」

カイ「…あのときは、まだ救われるって」

  「思ってたから…。」

ロゼ「から、から、からってさ!」

「お前、人に言われたら何でも諦めんのかよ!」

ロゼはついに叫ぶ。足で地面を踏みつけると

地面はえぐられ少し穴が出来る。

カイ「…!俺…は。」

ロゼ「人になんか言われて? うっせーよ!」

  「んなもん言わせときゃいいじゃん!」

 「アイツはアイツお前はお前じゃん、なぁ?」

 「お前は!今!どうしたいの!何がしたい!」

「これからも言われたまんまでいいのかよ!?」

「だから!お前は!クソガキだっつてんだよ!」

カイ「…俺は…。」

ロゼ「悔しかったら言い返して見ろよ!」

  「体だけ大人のクソガキ!」

カイ「俺は!カイだ!クソガキじゃない!」

 「俺は、今、アンタを思い切りぶん殴りたい」

「そして…その後!俺達は自由になるんだ!!」

カイは真っ直ぐにロゼを見据える。

 やる気バッチリといったところか。

ロゼもその顔が見たかったのか満足したようだ。

ロゼ「へっ、やっぱいい顔するじゃん…。」

カイ「…ありがとう、アンタのおかげで迷いが」

  「晴れた。」

  「…お礼に…全力を出させてもらうぞ!」

カイは翼を大きく広げ空を飛ぶ。

 傾いた日差しがカイの後ろから光がさす。

後光を浴びた龍人の姿はまさに、龍に勝るとも

 劣らない威圧を醸し出す。

カイ「…来い!ロゼ!」

ロゼ「へへ、やってやろうじゃん!!」

ロゼは羽織を脱ぎ捨て構える。

 背中には太陽神の入れ墨がしっかりあるのが

 観客にも見えた。

ロゼ連続攻撃!

キャッツアイ、マッスルベアー、ガゼルフット

 輝く体!対象カイ、ノエ

 行為判定-2

ロゼ4+5+2+1=12+8=20.

カイ7+2+1+1=11+11=22-2=20○

 クリティカルカウンター発動!

ロゼはカイをスタンさせて確実に

 命中させようとしたが…

カイはそれを逆手に取りロゼの腕を掴む!

ロゼ「?!」(うっそ?視界奪ってんだよ?)

     (感覚お化けなのコイツ!?)

カイ「はあぁぁぁぁっー!」

2+5+10=17+8=25ダメージ!!

ロゼの腕を掴みそして…空中に飛び一気に地面に

 向かって叩きつけた!

ロゼ「がっ…!?」

内部から出血し吐血する。

 ロゼは、ピクリとも動かない。

カイ「…やったか?」

ロゼ4+5+2+1=12+11=23クリティカル必中!

カイ7+2+1+1=11-2=9+7=16

が…今度はカイの胸ぐらをロゼが掴む!

カイ(?!起きていたのか!)

ロゼ「つ~か〜ま~えたぁぁっ!」

10+5+3+2=20+2=22-3=19ダメージ!

渾身の頭突きをお見舞いしてカイを引き剥がす

カイ「ぐっ…。」

カイの鼻からはぼたぼたと血が流れる。

ロゼ「痛み分けって感じかね〜?」

カイ「ははっ…そうだな。」

追加攻撃

4+5+2+1=12+4=16

7+2+1+1+1=11+10=21○回避

カイ「動きが鈍ってきたんじゃないか?!」

ロゼ「なぁに、まだまだこれからじゃーん?」

  「そう、…焦んなって!」

カイ「ノエ!手を出さないでくれ!」

  「コイツは俺がやる!ノエは後ろの奴を」

  「やってくれ!」

ノエ「うん…分かった!」

ノエのターン

魔力拡大数、ターゲッティング

対象、アオイ、メイ

フォース!

ノエ「雨よ凍てつき…吹雪とかせ!」

ノエ2+8=10+3=13-1=12

アオイ6+4=10+6=16○

メイ7+11=18クリティカル抵抗消滅!

ノエ10+8+2=20+3=23÷2=11ダメージ!

 

会場中が凍てつく程の冷気と

切り裂くような風がアオイを包み込む!!

アオイ「くっ!!」

  「フルシルの神官は火力が凄まじいなっ。」

ノエ「ここから先に貴方は行かせません。」

アオイ「はっ…良いだろうその挑発」

   「受けてたとうじゃないか。」

2ターン目

 ノエとカイの力が弱まる!

ボーナス-1

カイのターン

カイ「今度はこっちの番だ行くぞ!」

ロゼ「おう、かかってこいよ!」

  「お前の技見せてみろ!」

カイの投げ技

2+5+1+1=9+6=15

ロゼ5+4+2+1=12+3=15同値回避!

カイはロゼのことを掴もうとする…が

ロゼもそれに気が付き受け流す!

ロゼ「お前投げ技メインの拳闘士ってことね?」

ロゼわかった!コイツ投げップラーか!

※投げップラーとは、グラップラー技能の

 投げ技メインのグラップラーの事。

 投げ技は当たれば敵を転倒させデバフを

 かけれるさらに技能レベルを上げれば

 足蹴りを習得し追加ダメージも与えることが

 出来る。ダメージを与えつつ強敵にデバフを

 与える厄介な相手とも言える。

 投げ技強化等も取れば軽く

 40ダメージはいくだろう。

ノエのターン

ノエ「…あのソレイユの人には感謝してる」

  「けど…俺達にも負けられない理由が」

  「あるから!勝って…大金貰って」

  「それから俺達は自由に」

  「絶対になるんだ!」

アオイ「…ならばその夢俺に砕かれないよう」

   「に足掻くんだな。」

ノエ「凍てつけ大気、降り注ぐは女神の怒り!」

神聖魔法、コールドレイン!

ノエ2+7=9+8=17

アオイ6+4=10+8=18○

メイ7+7=14☓

10+2+7=19+4=23÷2=11ダメージ!

メイは23ダメージ!

雨が降り注ぎ周囲の冷気により

雨は氷柱となり凶器となった。

メイは防御結界を展開できず直に

食らってしまう!

アオイは光の糸を紡ぎ纏い防ぐ。

アオイ「くつ…メイ!すぐに治療する!」

アオイのターン

魔力拡大 数 キュアウーンズ

 4+3=7+3=10

4+3+10=17+3=20回復!

アオイの光の糸で傷を癒やしていく!

ノエ「…凄い一瞬で傷がっ。」

メイのターン

アオイ「メイ、飛ばせ!」

メイの威嚇

3+9=12+5=17

2+7=9+8+10=18○

メイは威嚇する…が。

ノエは風魔法により無効にする。

メイ突進攻撃

8+11=19

ノエ7+1=8+8=16☓

7+1=8+5=13-2=11ダメージ!

ノエ「…はっ!」

ノエはレジスト出来て油断したのか

気が緩み突進してくるメイに

 一瞬気づくのが遅れてしまった。

ノエの体は軽く吹き飛ばされる。

ノエ「いっつぅ…。」

ロゼのターン

ロゼ「はっ!楽しいなぁ!」

カイ「…この時は、まぁ、同意だな!」

しがらみも、悩みも、制限も、何もかも忘れて

 ただ、ただこの一瞬この一秒を全身で全力で

 楽しむ。

会場にいる誰もが楽しみ、笑っていた。

たった一人を除いて…。

マルコフ「くっそ!アイツラァァァ!?」

    「動くな…。」

マルコフ「なんだ!俺は今機嫌…が。」

テラ「…動いたら撃つ…いいな?」

マルコフは首を降る。

テラ「奴隷紋を発動させたらお前の首も飛ぶ。」

マルコフは必死に首を縦に降る。

テラ「…………俺に出来るのはここまでです。」

テラは会場を眺めながら一服する。

ロゼ連続攻撃

2+4+5+1=12+9=21

2+4+1+1=8+8=16☓

10+5+3+2=20+3=23-3=20ダメージ

カイにトドメの一撃が炸裂する!

…終わったか?誰もがそう感じたが…。

彼は立ち上がるただ一人を見つめて…。

カイ「まだ…だ、ゴフッ…俺…は、」

  「俺達…は!!自由…に…!」

 血だらけの体で這い上がりロゼに向かって

 拳を握る…が、握られた拳は…届かなかった。

戦闘終了。

ロゼ「お前の拳良かったよ。」

  「やるじゃんお前。」

…………………………………………………………

司会「えぇ~それでは…結果発表に参りたいと」

  「思います。」

「武闘大会、魔導大会どちらとも同じギルドの」

  「チームです。拍手により称えましょう!」

   「「ソル・クロウゥゥッー!!」」

ロゼ「イェーイ、ピースピース♪」

アオイ「そんな傷だらけで激しく動くな」

   「傷が開くぞ?」

 テラ「……………。」

司会「優勝者には何でも叶う権利が一回だけ」

  「与えられます。」

  「皆様は何を願いますか?」

司会が問うてくる。

アオイ「貴族、マルコフの奴隷ノエ、カイと」

   「その契約書を譲り受けたい。」

ロゼ「そして、2つ目〜。」

  「ちょっと皆俺達の話し聞いてくんない?」

アオイ「ここブァル厶では行方不明事件が」

   「発生していました。」

「そして先日その遺族の遺品を回収することが」

  「叶いました。」

  「ですが、身元を調べてみると」 

  「おかしいのです。」

 「遺体はすべてマルコフに反発していた」

 「領主の遺体ばかり。」

マルコフは衛兵に取り押さえられて

会場の隅にいる。

ロゼ「そんだけじゃないよ?」

 「その領主達はゾンビになって彷徨ってた。」

 「そこにこの大会の優勝候補をおびき出して」

 「片っ端から大会に出れないようにしてた。」   

 「あそこにいる冒険者に」

 「聞けばすぐに分かるよ。」

ミーシャ達が立ち上がる。

ベルロ「俺はアンタに騙されて死にそうに」

   「なったな」

ミーシャ「沢山のゾンビに囲まれて」

    「怖かったです。」

ロゼ「だってさ?」

アオイ「これを聞いてこのままでは」

   「気がすまないよって2つ目は」

 「マルコフの貴族地位剥奪!及びマルコフの」

   「すべての奴隷解放と保護を願う!」

ダウラス「お願い3つもあるじゃねーかよ。」

    「俺も行方不明の遺品回収は聞いてる」

「そうか…おまえ達だったのかありがとうな。」

  「俺にとって国民は家族みてーなもんだ。」

    「死んでった奴は俺が見込んで」

    「領地を任してた。」

    「…俺が言いたい意味が分かるよな?」

    「マルコフ?」

 「お前とは後でキッチリ話そうじゃねーか?」

大斧をマルコフの首元に近づけ脅す。

マルコフ「ヒイィィィッーーー!」

ダウラス「この件に関してはブァル厶が」

    「責任を持って解決する。」

「そしてもう一つだが…ほれ出てこいお前ら!」

ダウラスが呼ぶと二人出てくる。

ノエとカイだ。

 二人共怪我は完全に治療

 されたようだ。

カイ「本当に…助けて、くれるのか?」

カイはまだ信じられないみたいだ。

アオイ「最初に言ったように俺達は」

   「君達を助けたかったそれだけだ。」

ロゼ「俺は普通に戦いたかっただけ〜。」

ノエ「カイ、ようやく…ようやくだねっ」

  「俺達…っ解放されるんだよっ。」

カイ「…っあぁ…。長かった…」

  「あの日々もおしまいだ」

ノエとカイの首輪を壊し、奴隷書を破り燃やす。

ダウラス「そして、お前達には、この俺に」

    「挑む権利もある!」

    「まだ、戦えるよなぁ、お前ら!」

 「ぶっ倒れるのは俺を倒してからにしな!!」

ダウラスは待ちきれず興奮気味に話す。

 静まっていた観客は一斉に沸き立つ。

始まるは宴、ラストを飾るは、

 大団円のエクストラステージ。

さぁ、皆 獲物を手にし戦え!心ゆくまで!

 体力 魔力、全回復済み。

 

 前衛        前衛  後衛

ダウラス       ロゼ  アオイ

           カイ  ノエ

           メイ  テラ

               ユキ

先制判定

アオイ1+3=4+4=8

カイ1+2=3+6=9

テラ1+3=4+10=14

ロゼ2+4=6+6=12

ダウラス15○ 

人物判定

アオイ4+1=5+5=10

テラ3+1=4+7=11

ノエ1+3=4+7=11

ダウラス14○弱点看破!

戦闘開始!

ロゼ「ちょ!あのオッサンはっや!?」

ダウラス「ガッハッハ!伊達に長く生きとらんわ!」

ダウラスのターン

マッスルベアー

薙ぎ払い宣言

ダウラス9+6=15

カイ2+12=14クリティカルカウンター発動!

ロゼ4+5+1=10+8=18○

メイ7+9=16○

GMうっそぉー!?

  命中も高めに設定したはず

  なんすけどぉぉー??!

カイクリティカルだな(笑)

ロゼ余裕の回避〜。

GMまぁーじっすかぁ?

ダウラス「どっせぇーーい!!」

ダウラスは手に持っている大斧を

 前衛にめがけて振り回す!

ロゼとメイは避けれた。

ロゼ(やべぇ!カイが避けれてねぇ!)

カイは避けず前を見据える。

カイ「…そこだ!」

ダウラス「…いい腕してんじゃねーか小僧。」

なんと、カイはダウラスの斧を受け止めた。

何十キロもありそうなその大斧を片腕で止めた。

そして、そこから斧ごとダウラスを持ち上げ

地面に叩きつける!

カイ2+4+10=16+6+2=24-5=19ダメージ!

 1クリティカル

ロゼちょっと待ったー! え、何?

 最初から筋力ボーナス4もあんのお前!?

カイあ~それは、キャラ作成のときに

  筋力ダイスで6ゾロでました。

ロゼはぁぇ〜。

ダウラス「今のは良かったぜ小僧。」

ダウラスはまだ余裕のようだ。

アオイのターン

アオイ「効くかは分からんが前衛が多いなら」

   「これだな。」

エンチャントウェポン

 4+5=9+6=15

カイ、ロゼ、メイに打撃+1付与。

メイ、ユキに魔法指示

アオイメイはここで魔法は打ち止めだ。

   以降は突進連打する。

ノエのターン

ノエ「聖なる息吹、彼の者を包み込み」

  「厄災から守らん。」

フィールドプロテクション!

2+3=5+8=13

全員に防護+1付与!

ユキのターン

 雷撃

4+7=11

ダウラス10+9=19☓

8+3=11÷2=5ダメージ

ダウラス「魔法できよったかだが甘い。」

   「俺は魔法にも強いからなガッハッハ!!」

テラのターン

狙撃

テラは狙いを定める。

カイのターン

カイ「先に行かせてもらう!」

ロゼ「行ってこーい。」

投げ技

2+1+1=4+5=9

5+11=16クリティカル、カウンター発動!

ダウラス「さっきのお返しだっ!!」

ダウラスは攻撃を仕掛けてくるカイに

 大斧のフルスイングをおみまいする!

フルスイングはカイの腹に直撃!

6+2=8+9=16-3=13ダメージ

カイ「ガッ!…けど…まだっだ!」

ロゼ「退いてな、真打ちに交代〜ってね。」

ダウラス「返り討ちにしてやるよ。」

ロゼのターン

連続攻撃

キャッツアイ、マッスルベアー、ガゼルフット

5+4+2+1=12+7=19

5+10=15☓

10+5+2+3=20+4+4+2+1=30-5=26ダメージ!

2回クリティカル!

ロゼ「行くぞーオッサン!」

ロゼは凄まじく早い一撃を

 ダウラスの背中におわせる

メイのターン

 ターゲッティング

 ストーンブラスト

メイ7+7=14

ダウラス10+5=15☓

20+7+4=31÷2=15ダメージ!

ダウラスのターン

薙ぎ払い

ダウラス「今度は当てるぞっ!そぉーら!」

9+10=19

カイ2+2=4+9=13☓

ロゼ2+4+5+1=12+9=21

メイ7+6=13☓

6+2=8+6=14-3-1=10ダメージ

6+2=8+9=17-7-1=9ダメージ

カイは立っているのもギリギリの状態だ!

ダウラス「龍の奴はかなり入ったがぁ〜。」

    「おめぇさんは、かてぇーなぁ?」

    「斧が弾かれちまった。」

メイはドヤッ!としている。

メイ「メェ~。」

アオイのターン

魔力拡大 数

キュアウーンズ

3+4=7+5=12

3+4+10=17+2=19回復

カイ「助かった…ありがとうございます。」

ロゼ「えっ俺には敬語なかったじゃん!?」

カイ「いや…アオイさんは」

  「ちょっと敬語かなと。」

アオイ「いや、何でも良いから集中してくれ。」

カイ回復、メイ全回復

ノエのターン

待機を宣言

ロゼ「カイちょっと避けときな。」

  「アレが来るから。」

カイ「何が来るんだ?」

ロゼ「とんでもないの。」

テラのターン

ターゲット、クリティカルバレット

6+4+2=12+7=19

ダウラス5+10=15☓

狙撃効果発動!ダメージ2倍!

テラ「…魔力放出、制限解除っ」

4+3+20=27+3=30✕2=60-5=55ダメージ!

ダウラスに銃弾が当たりその瞬間爆炎があがる。

ダウラス「ゲッホゲッホ…かぁ~煙たいわ!」

ダウラスの斧に銃弾が当たっている。

 攻撃を防ぎ弾丸の威力を抑えたらしい。

一瞬の判断で斧を犠牲にすることを選べるとは

 もしかすると彼も歴戦の冒険者だったの

 かもしれない。

ユキのターン

 雷撃

4+11=15クリティカル!抵抗突破

7+3=10ダメージ!

メイのターン

 威嚇3+6=9+8=17

ダウラス10+10=20☓

 突進攻撃

8+5=13

5+9=14○

カイのターン

投げ技

2+2+1=5+6=11

5+9=14○

メイやカイの攻撃をいとも簡単に

受け流してゆく。

ダウラス「おーおーこの程度かぁお前ら!」

    「根性が足りんぞ根性がぁっ!」

ロゼのターン

連続攻撃

ロゼ4+5+2+1=12+6=18

ダウラス5+10=15☓

10+2+3+5+1=21+2=22-5=18ダメージ

二撃目

ロゼ4+5+2+1=12+10=22

ダウラス5+7=12☓

ロゼ10+2+3+5=20+3=23-5=18ダメージ

三撃目

ロゼ4+5+2+1=12+11=23クリティカル必中

ロゼ10+2+3+5=20+4+2=26-5=21ダメージ

ダウラスのターン

ダウラス「温まってきたなっ!」

    「こっからは本気で行くぞ!」

魔力拡大 数 フォース

ロゼあっ!コイツ魔法も使えんの?!

ダウラス7+5=12

ロゼ5+6=11☓

カイ2+4=6☓

メイ9+6=15○

7+10+3=20ダメージメイ10ダメージ

ロゼ「アイッツー…魔法使えるとかズリー。」

ダウラス「これも経験って奴よぉっ!」

3ターン目

アオイのターン

アオイ「ノエ回復頼んだ。」

ノエ「へ?わ、分かった!」

アオイ「さて、ダウラス」

   「魔法対決でもしようか?」

ダウラス「ほう?良いだろうくるがいい。」

フォース

3+4=7+5=12

7+7=14○

10+3+4=17+3=20÷2=10ダメージ

アオイ「チッすぐにはやられないか」

  「だが、随分とダメージが蓄積されてきた」

   「みたいだな?」

ノエのターン

魔力拡大 数 キュアウーンズ

2+3=5+8=13

10+2+3=15+2=17回復

ロゼ、カイ回復

メイのターン

突進攻撃

8+7=15

ダウラス5+5=10☓

12+9+7+1=29ダメージ!

1クリティカル!

ロゼのターン

2+4+5+1=12+7=19

ダウラス5+7=12☓

10+3+2+5=20+1=21-5=16ダメージ

2+5+4+1=12+11=23クリティカル必中!

ロゼ「これで…おわり!」

10+2+3+5=20+3=18ダメージ

ダウラス「ヘッ、やるじゃねーか。」

 ダウラスダウン!

戦闘終了!

激闘の末にソル・クロウとノエ、カイは

勝利した。

司会「なんと、なんとなんと」

  「あの!我らがブァル厶の国王またの名を」

「闘争王!ダウラスが!本気を出して破れた!」

  「この大会では初めての事です!」

  「我々は歴史的瞬間に会えるとは私」

  「感動しております!」

  「これにてブァル厶武闘大会!」

  「魔導大会閉幕です!」

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