小鳥は結構本格的

 小鳥さんは敵を圧倒的に葬る。


 ナイフを使用して敵を葬り去る。

 

 小鳥ちゃんは17歳でJKだ。


 俺は18歳のニートだから釣り合わない。



 小鳥ちゃんはナイフを優雅に使う。


「テレポ使うから離れてて」


「うんよっ」


 テレポで10階層のゴブリンをナイフで突き刺す。


 瞬時にナイフを転移させる自分の手に戻している。


 相手を直接テレポして壁にぶつけるとかもしている。


 ワームソードで斬りつける。


 ゴブリンは人に近いから怖い。


 小鳥ちゃんはそこそこ度胸が据わっているようだが。


「テジナ―ニャ」


「……」


「ごめん場を和ませようとして」


「そうなんだ凄いね」


 ゴブリンの亜種も出現してくる。

  

 ゴブリンナイトにゴブリンアサシンにゴブリンメイジにゴブリンバーサーカーとか。


 ゴブリンファイターが俺に拳を放り込んでくる。


 俺は蒼き鎧でなんとでもなる。


 テジナ―ニャでゴブリンファイターに衝撃波が当たる。


 空気をテレポした結果→そうなったらしい。


 小鳥ちゃんの必殺技だとか。気圧移動。とかいうらしい。


 衝撃波が食らわされていく。


 俺のワームソードが火を噴くぜ!


 すんなりと切り込んでいく。


 ゴブリンファイターを倒した。


 後はゴブリンメイジだけだ。


 火魔法を放ってくる。 


 こっち火球で応戦だ。


「魔法みたいなスキル羨ましい」


「その気圧移動も魔法みたいに見えるけどな」


「気圧移動は正式名称。アッポゥフロアハンドという俗称がある」


「アッポゥフロアハンド……なんだが強そうだね」


 衝撃波を放っていく。


 ゴブリンメイジが吹っ飛ぶ。


 俺はワームソードで斬りつける。


 ゴブリンメイジは倒れた。


 光の粒子となって消滅する。


 そしてスキルスクロール? が出た。


 だがどうやらマジックスクロールのようだ。


 火魔法と書かれている。


「私も欲しい」


「そうか小鳥が使うか?」


「いいの?」


 というわけで小鳥が火魔法を覚えた。


 もともと超能力者だから魔力は高いようだ。


 火魔法を放つ小鳥。


 なかなかに使い勝手は良さそうだ。


 小鳥ちゃんはなかなかに強そうだ。


 小鳥ちゃんがお礼にケーキカフェで奢るとか。


 JKに奢られるのはなんか凄く悔しいけど良い感じだ。


 チーズケーキは美味しかった。


「どう美味しい? 全司君って不思議な人だよね」


「俺が?  そうかな……そんなに普通の人だと思うけど」


「普通の人がダンジョンで自分磨きをする!?」


「そうだよ普通の人だからむしろするんだよ」


「そうなんだ、やっぱり不思議だね!」


 そんなこともあり小鳥とはラインを交換している。


 どんなことがあっても小鳥は重要な仲間だから。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る