第22話 丹色(にいろ)

(引用文なし)


”卒業生、起立”


ガタッ


本番のような面持ちで行われる練習


あと数日で巣立つ生徒たち

鮮やかな色を放っていたネクタイも

3年間の時の流れで丹色に褪せている


「ほら、本番だと思ってやりなさい。」


実感の湧かない卒業式まであと僅か

もう少し彼らと思い出を刻む


C:0 M:78 Y:84 K:10

#ca5137

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君に似合う色とそのお話 桜蘭鈴音 @morimorinosawanekidesu

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