8:LOOP 26,296

 電気が点いていることより、床に写真が落ちていることより、昨日けたはずの花瓶の切り花が枯れて茶色くなっていて、水も腐って濁り、悪臭を振り撒いているのが気になった。


 訳も分からずに立ち尽くしていると、インターホンが鳴った。

 瑠璃が立っていて、無言のままナイフで刺された。


 耐えきれない激痛と共に私は倒れた。

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