THE PROTOTYPE OF GOD
君は崇拝をやめはしない
なぜってそれが君だから
君は信じたいものを信じることで満足できる
そうして信じたくないものを捨てて行く
いらないものを次々に捨てて行く
だから君の歩いた道はゴミだらけ
大切なものまで捨てていることに
君はいつになったら気がつくのだろう
君はどうしたら気がつくのだろう
他人を尊敬しすぎると自分自身が見えなくなる
今も君は崇拝の日々を過ごしているのだろうか
崇め立てる相手は同じだろうか
それとも違っているだろうか
どのみち君は捨てられやしない
導かれるだけの日常を
そう君は逃れられやしない
流されるだけの日常から
自分の意思など持たないで、
ただ誰かの意見に従って、
周りの空気に流されていればいいの
それこそが君だ
君を見ていると
神の存在理由がよくわかる
”私は悪くない“と言いたくて仕方がない
きっと君みたいな人が神様を作ったのだろう
君みたいな卑怯者が
意見の異なる者を”異端“と見なし、
”みんな“でワイワイ陰口パーティ
そんなことから信仰は生まれたのだろう
君たちみたいなクズがこの世界を支配してる
共に在ることにそもそもそんなにこだわりがないから、
意見を違えた時は話し合いじゃなく殺し合い
最初からわかり合えないと思ってた方が
むしろわかり合えたのにね
神の名の下に君は空気を読む
そしたら主導権が握れる
そして雰囲気に従っていればハブられない
だから気づいたらそこに自分はどこにもなく
何かを讃えるために他の何かを貶さずにはいられない
いいじゃないのそのままで
誰かに支配されたままで
そのほうがずっと君らしい
臆病者の君には
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