二〇二二年十月十一日 午後一時八分 逓信新聞オンライン
「『善養寺真の太鼓判!』大賞」大賞受賞取り消しについて 「行わない」
株式会社太鼓判は、同社の運営する「『善養寺真の太鼓判!』大賞」のホームページにて、琴平フィルさんの大賞受賞取り消しについて、「行わない」と発表した。
今月一日に大賞受賞作品が発表された「『善養寺真の太鼓判!』大賞」については、受賞者の琴平フィルさんが過去に、インターネット上で同賞の審査員などに対し、誹謗中傷や差別発言を繰り返していたことが指摘されており、琴平フィルさんの受賞の是非について、注目が集まっていた。
発表の中で、善養寺真氏は「作家に何を求めてるんだ。どんな奴でも面白ければそれでいいんだ」と、琴平フィルさんを支持した。受賞については予定通り行うとし、都内ホテルでの受賞式も執り行うことが、あわせて伝えられた。
人権・ジェンダー問題に詳しい越境大学の望月詰(もちづき・つまる)教授は、「琴平さんの発言は昨今のコンプライアンス重視の社会において容認される可能性は低い」と指摘。「同賞の受賞作は、これまで映像化などのメディアミックスが盛んで、各企業と足並みを揃えて作品を展開してきた歴史がある。今回の受賞取り消し拒否の発表を受けて、企業イメージを保つために他社が手を引くという可能性は十分に考えられる」と、受賞取り消しをしないことで大きなリスクを抱える危険性があると説明した。
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