第10話自慢話

会社で、屁をずっと我慢していた。

定時の5時になると、サッと会社を出て陸橋上で、友達に電話した。

「もしもし、僕さあ8時間屁を我慢したんだよ!スゴくない?」

「す、すごいね。でもトイレですれば良かったじゃん」

「ノンノン、君に一番搾りを聴かせてあげたいの」

「いいよ、オレは」

「ま、遠慮はいらないから」

「だから、いいって」

「いっくよ~」


ブッ、ブリブリ、ブチュッ!


「あ、ああ、あ、」

「お前、ウンコもらしたな?電話越しにきこえたぞ!」

「少し少し~」

「うんにゃ、1本まるごと漏らしたろ?」

「うわーっ、荒田君。僕は22歳なのに~。シャワー浴びて洗濯する」

「屁を我慢して、ウンコもらして幼稚園児かっ」

「み、耳が痛い」


ガチャッ!


どうしよう。歩いて帰るか。

その後、僕は2時間歩き帰宅した。

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