Syndromeと甘味料

甘いお菓子を見るとどうしても思い出す。

ワーカホリック時代…

遡ることほんの2~3年前。

仕事の苛々が募ると大量に菓子を購入…これが習慣となっていた。


地元の有名菓子店に駆け込んで買い込む色とりどりの菓子…ビニールに包装されたものは箱より安く済み、気軽に手に入る。

コンビニでは個包装のチーズケーキやガナッシュ、生チョコレート…一番気に入ったのはプリン味のクリームにカラメル掛けのケーキを買い漁る。

加えて、甘味料の多いミントタブレットも…完全にスイーツと甘味料の中毒になってしまった。

煙草が吸えないものだから、ミントタブレットは重宝した。ストレスが溜まる度、ケースを振ってざらざらと白い数粒を放り出しては、口に放り込んで噛み砕く。薄荷の薫りも相まって何とも爽快である。


食べたいと思い購入した菓子達はというと…

こっそり独り占め。

少しずつ隠れて食べる。

これが最高に美味しく、また背徳的で…

何とも言えない充足感に包まれていた。


当時の私は、孤独に満たされていた気さえするのである。

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