ベストフレンド

 捨てられたロボットが、ふとした拍子に再起動した。記憶は何もない。自分が何のために造られ、何をすべきか分からぬまま、ロボットは歩いた。


 小さな池があった。中を覗くと魚が泳いでいる。


 ロボットは何故か魚と会話ができた。やがて魚は親友となり、ロボットは友情の証にと、池にオイルを注ぎ込んだ。

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