大好物
「私はエビフライが大好物なんだよ」
彼はとても嬉しそうな顔で話す。
「しかし君、エビはもうとっくに絶滅したぞ」
「そうなんだよ」
彼はまだ嬉しそうだ。
「もう食べられないのに何だ、嬉しそうな顔をして」
「実はな、エビだけがエビフライじゃなかったんだよ」
彼は
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