単価50倍

「アタシとアンタ、どっちが真のアイドルか。いかに注目を集めたかで勝負しなさい!」


 宣戦布告にあの子はあっさり乗った。そして決戦当日。


「威勢の割に、私の圧勝みたいね」


 確かに集まった人数なら、あの子の方が倍はいる。でも──。


「バカね……よく見なさい。アタシのファンはね、全員百目鬼どうめきよ!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る