601-650
ワレワレハ
「ア〜〜」
扇風機に向かって喋ると、声が震えて面白いんだ。
「ワレワレハ〜〜ウチュ〜ジンダ〜〜」
「おい小僧」
振り向くと、変な顔した大人が5、6人。
「俺たちゃ宇宙人だ」
空いた口が塞がらなかった。
「……違うよ」
「違う? 何がだ」
僕は扇風機に向き直る。
「宇宙人はこうだよ。ワレワレハ〜〜──」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます