怪人の華

 とある組織の秘密基地では、日夜にちや凶悪な怪人の研究開発が行われていた。


「どうだ、進捗しんちょくは」


 彼は組織一の天才博士。


「間もなく一号の完成です」


「ではこれを体内に埋め込んでくれ」


 博士の手には小型の爆弾。


「まさか、自爆特攻を?」


「まさか」


 博士は笑った。


「激闘の末、敗北し爆散。これぞ怪人の華よ」

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