キミは酸素

「キミは、僕にとって酸素のような人だ」

 唐突に彼はそう言った。まさか、なくてはならない物だから、とか言いたいんじゃないだろうか。

「酸素はなくてはならない物だから」

 嘘でしょ。本当に言った。ありえない。理由がそれでも酸素に例えるなんて。

「キミは酸素だ。ボクの心を激しく燃やす存在だから」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る