早くここから離れないと

 人間は観測機器を駆使して、地球滅亡までのタイムリミットを割り出した。すぐさま宇宙への脱出を計画する。他の生命体も連れて新天地を目指すのだ。ところが、この危機に地球自身が気づいていない。親切な人間が脱出前に、危ないですよと教えてあげた。しかし地球は、どこに逃げたらいいのだと泣いた。

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