二度目はない

「私、もう立ち直れない……」

「何? どうしたの?」

「恋したの。好きで好きで堪らなくて……彼の周りも、彼は私に気があるって言って……」

「何それめっちゃイイ話じゃん!」

「良くないよ! もうあの場所には行けない……彼とは二度と会えないの!」

「二度とって、どこにいるの? 海外?」

「……夢の中」

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