志の高い男
志の高い男がいた。彼はどんな成績も必ず昨日の自分に勝ってきた。ふと、食事が毎日同じ時間だと気付く。そこで少しずつ早く摂るようにした。少ない栄養で活動出来るはずと、徐々に量も減らした。食事は次第に何年も先回りし始め、常に食べている状態となった。しかしその内容は風を舐めているだけだ。
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