落語家志望2
ある航海士が、長年務めた船を下りると言い出した。
「そんな事急に言われても困る。それにお前だってこの先どうしようって言うんだ」
「街へ出て落語家をやります」
「そんなもの思い付きでなれるもんじゃないだろう」
「いやいやそれが才能があるみたいで、長年の経験ですっかり、せいざにも慣れました」
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