希望

求めるたび虚しさに襲われるだろう


夜通しで作品を煮詰めたって


抜けるような空


あれにはかなわない

箱庭の世界で生きるしかない


けれど息吹は?


山道で湧き水が出る場所を見つけたときのように


必然では作り出せない

けれど、超常的なものから何かしら示唆が?


それは結局自分で創り出したことにならない だろうけど

清々しい諦めを手に入れられるはず

一瞬だけ


冬の冷たさに救われる

シチューを夜通し煮詰めて作ってる家を見て心癒やされる


圧倒的なものに立ち尽くすこともある

憧憬を込めた気持ちに浸れることもある


自分のことは信じない

だからこそ希望を持って生きていける

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