第13話 訓練の相手
「お前ら寮のチームを組んだなら模擬戦をやるぞー。今年から少し変わった行事が入ってな。テンダーのランク戦は1学期末、2学期末、3学期末の最後の週は変に3日かけて行う。そしてこれは今年から1年生から3年生まで混合だ。そして今年からはチームランク戦もある。これも一応テンダーチームということで行う。これは月末に毎回3日かけて総当たりで行う。これは1年、2年、3年生と分かれている。今から行う授業はテンダーチームランク戦の為の訓練だ。わかったか!」
先生が前に立って俺たちにでかい声で説明する。テンダーチーム戦ね。まぁあまり興味はないが適度に上手くやるかな。
「今からお前らには俺が指示したチームと戦ってもらうぞー!では代表者の名前を呼んでいくぞ」
先生が大声でチーム名、もとい生徒の名前を呼んでいくとやっと俺たちの名前も呼ばれる。
「次にショウチームとゴルドルチーム。この2チームでお互いに訓練をはじめろ」
俺とマルは先生に指示されたスペースにまで移動すると俺たちの前には3人、真ん中にいる人は体型はふくよかで腹をバンバンと叩いており顔もたゆんたゆんにふくらんで童顔な顔をしていた。真ん中のふくよかな人の左隣にいる女生徒は黒髪で長いロングヘアーにぽにテールで結んであり体型は引き締まっていて腰には剣を装備していた。最後にふくよかな人の右隣の男は髪の毛で目が隠れており、赤髪の体は若干細めの割には身長がわりと高い男だった。
「君たちがショウチームかい?僕ちんはゴルドル・ドル。よろしく」
真ん中のふくよかな人、ゴルドルが俺に挨拶した後にゴルドルが
「おい。お前ら2人も挨拶しないか」
ゴルドルが言うと左隣にいた黒髪の女生徒が
「私の名前はキリサキ・キサキ。キリでいい。よろしく」
「よろしくキリさん。俺はショウ・マスラギだ」
俺はキリさんに挨拶した後マルもキリに頭をぺこぺこと下げる。最後にゴルドルの右隣にいたやつが
「ぼ、僕はカゲロ・ウツミ、です。よ、よろしく、お願い、します」
「こちらこそよろしく」
俺たちは互いに挨拶を終えるとゴルドルが
「それでは戦闘空間に移動しようか」
戦闘空間?どこにそんなものがあるんだ?俺が悩んでいるとゴルドルは
「なんだ?ド底民は戦闘空間も分からないのか?仕方ないな。ならば僕ちんが教えてあげよう。戦闘空間っていうのはこの訓練場から移動できる特別な空間だよ」
ゴルドルは戦闘空間の説明を始めた。
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