登場人物②

※2章を未読の方にはネタバレになる可能性がありますので注意ください。

 また、2章で情報に変化のない人物については記載しておりません。

 あまり書きすぎると長くなってしまうためかなりざっくりと書いておりますので、ご容赦ください。


ローゼンベルク家

 氏名:シオン・ローゼンベルク

 年齢:12歳

 本作の主人公。

 グロファイガー王国、ローゼンベルク伯爵家領内のオーデンヴァルトの森に捨てられていたところ、魔物討伐に出向いていた領主カール・ローゼンベルクに拾われ養子となる。

 クラス分け試験の後、花売りをしている獣人族の少女ルルと出会う。彼女の姉、レアーネが同じ貴族であるエルベン伯爵家によって毒を盛られたことを知り周りの手を借りながら助けようと奮闘する。

 万能薬を買うためにラルフ侯爵から貰った大金を出し渋ることなく使ったり、レアーネに万能薬を飲ませるため口移しを行うなど、大胆な行動を見せている。

 天然タラシ。



 氏名:ティアナ・ローゼンベルク

 年齢:15歳

 ローゼンベルク家長女。

 王都の学院に通っているため、現在は別邸に住んでいる。シオンの誕生日には無理矢理学院を休んで会いにくるほどシオンを溺愛しており、早くシオンと一緒の学院に通えるようになることを心待ちにしている。

 シオンが王都の学院に通うため、別邸に到着した際には喜びの際に思い切りシオンに抱き着いている。また、ルルとレアーネの話をシオンから聞いた際には、シオンの気持ちを汲み、調査を差配するなど優秀な一面も覗かせている。

 ルルとレアーネを救った後、シオンに学院を卒業したら正式にシオンの婚約者になることを本人に告げ、シオンへキスを捧げている。



 氏名:リア・ローゼンベルク

 年齢:9歳

 ローゼンベルク家次女。

 金色の長い髪を持ち、歳の近い兄であるシオンを慕っている。『銀亭』に誘拐されそうになった際、自らを身を挺して守ってくれたシオンにさらに思いが強くなり、「……もし、リアが大きくなってその時も気持ちが変わらなかったら」とお嫁さんになる言質を取っている。

 シオンと共に別邸に向かい一緒に暮らすようになると、毎夜シオンのベッドに潜り込んで一緒に寝るようになっている。

 ルルとレアーネを救出後、歳の近いルルと仲良くなり、自身の専属使用人となってもらうことになっている。

 また、シオンとのキス(唇)をティアナに先を越され、私もすると密かに意気込んでいる。



 氏名:カール・ローゼンベルク

 年齢:45歳

 ローゼンベルク家領主。 

 銀色の髪に屈強な体躯と領主としての威厳を携えている。王都での仕事の為、領内の統治をブルーノに任せ王都の別邸に住んでいる。若い頃、オーデンヴァルトの森でシオンを見つけ自らの養子にした。

 エルベン伯爵家おとり潰し後の交流会にて、ラルフ侯爵と話す機会があり、その際シオンへ「実に美しい使い方だったと」と言う伝言を頼まれている。



 氏名:アデリナ・ローゼンベルク

 年齢:43歳

 カールの妻。

 金色の腰元まで伸びた髪。王都で仕事をするカールを支えるため、別邸に住んでいる。間延びした口調でかなり優しい性格をしているが、怒ると誰よりも怖い。



ローゼンベルク家使用人

 氏名:フェリ

 年齢:15歳

 白髪の白狼族の少女。ふわふわの尻尾と耳を持っている。ローゼンベルク家にメイド兼料理人見習いとして雇われるも、周りとの実力差に心が折れてしまいそうになっていたが、シオンに励まされ気持ちが楽になった。その一件からシオンの事が気になるようになり、料理長のサポートのおかげもあってシオンの専属使用人になる。槍術のスキルを持っており、武術もかなりできる。 

 恵まれた身体能力を生かして戦闘でもシオンの力になろうと冒険者登録を行い、シオンと同じDランクまで上げている。

 ルルとレアーネの件では獣人族周りから情報を集めることに貢献している。


 氏名:ルル

 年齢:11歳

 王都の大通りにて花売りをやっていたところシオンと出会った、スラムに住んでいる獣人族(猫族)の少女。姉のレアーネはBランクの冒険者だったが、エルベン伯爵家に目を付けられ、相場以下の値段で出された依頼を断ったことで毒を盛られ家で寝たきりになってしまっている。

 シオンに姉共々救ってもらった後、リアの専属使用人になることが決まっている。

 シオンの事を昔読んだ絵本に出てくる王子様のように思い憧れている。



 氏名:レアーネ

 年齢:20歳

 ルルの姉でBランク冒険者の獣人族(猫族)の女性。

 年の離れた妹であるルルのことを溺愛している。

 エルベン伯爵家に目を付けられ、相場以下の値段で出された依頼を断ったことで毒を盛られ家で寝たきりになってしまっていた。

 他にも獣人だからと差別を受けてきたことがあり、特に毒を盛った貴族に対しては強い嫌悪感を持っていたが、シオンたちによって救われてから徐々に嫌悪感が薄れている。

 シオンに妹共々救ってもらった後は、別邸の使用人として雇われることになり、さらに、体調が万全になった際にはシオンの2人目の専属使用人になることがきまっている。

 


ギルド

 氏名:ニーナ

 年齢:???

 白い肌にヒスイ色の瞳のハーフエルフ。ハーフエルフのため迫害されることが多かったが、全く気にした様子のないシオンに少しだけ心を開いている。グレナによってシオン専属担当となっている。

 シオンが学院の為、王都の別邸に向かう際に一緒に向かい、別邸に住まわせてもらいながら王都のギルドへ出向している。

 ルルとレアーネの件ではギルドの依頼履歴を探り情報を集めるなど貢献している。



貴族

 氏名:ラルフ・アインホルン

 年齢:???

 ウェーブがかった長髪に白く透き通った肌。人気劇団の主役と言われても納得してしまうような美形の侯爵。ローゼンベルク領と領土が隣り合わせになっている。

 めったに領内から出ることなく、人付き合いもほとんどないのだが、リアを『銀亭』から救った情報をどこからか手に入れ、王都へ向かう途中のシオンたちを屋敷に呼び寄せて歓待する。

 シオンとの別れの際、1枚あればひと月は余裕で生活できると言われている大金貨を100枚以上渡している。

 エルベン伯爵家没落後、交流会に珍しく顔を見せた際は、カールにシオンへ「実に美しい使い方だったと」との伝言を頼んでいる。



 氏名:ドルフ・エルベン

 年齢:47歳

 エルベン伯爵家の当主であり、ダミアンの父親。獣人族の冒険者に相場以下の値段で依頼を出し、断れれば闇ギルドから入手した毒を使わせるなど、数々の悪事を重ねていた。

 従者の1人がダミアンに毒を盛った際には何とかして万能薬を手に入れようと画策するも、これまでの行動がたたって金を用意するのに時間がかかり、結果ダミアンの利き腕が失われることになった。

 その後、数々の悪事がバレ、騎士たちに王城へと連行され家のおとり潰しが決定された。息子のダミアン共々その後の消息は不明。

 

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