異世界で手に入れた最凶ボディでハーレムを。一番しょぼい冒険

早乙女 又三郎

1章 天才 秀才 変態令嬢とダメっ子

第0話 エピローグ 一章の終わり(エロです)

 祝勝会から抜けたしてきた。

 皆が私を讃えてくれる素晴らしい会ではあったが、今はやることがある。

 それは、なにか?

 私の奴隷たちを可愛がることである!

 明日、世界が滅びるなら、明日頑張ればいいのだ!

 今は風呂が最優先である。


 俺は待ちきれず、かけ湯をして風呂に入り奴隷たちを待つ。

 脱衣所の戸は当然開けてある。

 女の子たちが服を脱ぐ姿を見れるのは、奴隷の主人の特権だ。


 ヴィーが入ってくる。

 世界陸上に出てきそうな、鍛え上げられたプロポーション。

 洋画の白黒映画から出てきたような、すっきりした顔立ちに、トナカイのコスプレをしたような小さい角が生えている。

 美しい象牙のような角は、裸に簪だけを差したようで、より性欲を駆り立てる。

 ヴィーは服を脱ぐ。

 体幹の鍛えられているのが分かる、軸がぶれない美しい脱ぎ方だ。

 こちらに来る歩き方さえ美しい。

 ヴィーはかけ湯をささっとして、波を立てないようにスルリと湯船に入ってくる。

 「ご主人様は、危ない戦いはしないとヴィーと約束しました! なのに、何度も傷ついて、ヴィーは何度も心が張り裂けそうでした!」

 ヴィーは俯いて俺をゆっくり抱きしめてくる。

 手も体も震えている。

 「ヴィー、約束はしてないよ。俺だってヴィーを失うのは怖い。だから、ヴィーが危険な目にあったら、俺は死ぬ気で戦う」と俺。

 「ダメです! ヴィーは死んでもいいんです! ご主人様の為に死ぬのは当たり前です! でもご主人様は死んではダメです! ご主人様は私を『人』にしてくれた神の使いです。私の代わりはいますが、ご主人様の代わりはいません。だからもう戦わないとヴィーと約束してください。危ないことはヴィーが全部します。だから、ヴィーと約束を」

 ヴィーはこちらを見上げ、涙をポロポロ流している。

 「ヴィー、俺はこの世界では弱すぎる。これからも俺を狙う奴はたくさんいる。だから俺は強くならないといけない。ヴィーに心配かけないように強くなるから」と俺。

 「う、う・・・今のヴィーではご主人様を守りきれません・・・」


 ウワーーーーン。


 ヴィーは叫ぶように泣いた。

 体を大きく揺らし、風呂を波立てせて、俺を強く掴んでくる。

 俺は頭や背中を撫でながら、ヴィーの顔を眺める。

 ボロボロ泣いている姿さえ美しい。


 ヴィーの泣き声は次第に収まり、エクエクと泣きながら俺にすがり付いてくる。

 「ヴィーのこと、嫌いになった?」

 「本気で泣いてくれて、嬉しくなったけど、少し困った。だから命令したい」と俺。

 「なんなりと」とヴィー。

 「ヴィーの気持ちの籠ったキスが欲しい。今までで一番熱いので」と俺。

 ヴィーは優しく俺の唇に触れてくる。

 どこまでも優しく、俺の気持ちよくするための、俺のためのキス。

 ああ、最高だ。

 でも俺はヴィーの顎を軽く押して、キスを止めさせる。

 「ヴィー、ダメ。ヴィーの気持ちが乗ってない。やり直し」と俺。

 ヴィーは俺を強く抱きしめ、唇を強く押し付けてくる。

 ヴィーは『あなたが欲しい、あなたが欲しい』激しく、激しく俺を求めてきた。

 これはこれで素晴らしいものだった。

 ヴィーの感情が収まると「ヴィーはご主人様のことが好きです」と

 聞こえないくらい小さな声で囁いた。

 「俺はヴィーのことが大好きだ」と、ヴィーをきつく抱きしめ「ヴィーのすべてが欲しい」と俺は宣言する。

 ヴィーは体を真っ赤にして、全身の力が抜けていく。

 フニャフニャになったヴィーは俺の肩に顎を掛けて、フンス、フンスと俺のにおいを嗅いでいる。


 下着姿で手首を縛られたアンネローゼと、下着姿のシェリが入ってくる。

 アンネローゼはそのまま床に転がされる。

 相変わらず、アンネローゼの肉体はエロい。

 この前の戦いで一回り引き締まった体はしっかり腰のくびれが出ているし、大きすぎずバランスの取れた胸は見ごたえがあるし、顔も『ハーレムの美女』としたオリエンタルな雰囲気で形が整っている。

 アンネローゼは常に発情しており、俺にイヤラシイことをしたくてたまらず、今も舌なめずりしている。

 そして、アンネローゼの魔法は自分や相手の体をヌルヌルにする魔法だ。

 その体は触りがいがある上にヌルヌルしていて気持ちいいことこの上ない。

 しかも夜伽の為に進化したような体の各部位。驚くほど高性能だが、こいつは俺の大事なシェリを背後から笑いながら斬りつけたので、絶対に許さん。

 許さんと言ったら許さん。

 アンネローゼは縛られたまま、ずっとそこで眺めているがいい。


 シェリは脱衣所で下着を脱ぐとこちらにやってくる。

 さわやかでグラビアを飾りそうな体は、出るとこは出ているのに俺にすっぽりとハマるようなサイズで非常に抱き心地がよい。

 シェリはさっとかけ湯をすると湯船に入ってくる。

 ヴィーは俺の背中側に回り、鼻を俺の頭に突っ込んで匂いを嗅いでいる。

 ヴィーのお気に入りのポジションだ。

 シェリは俺と向かい合わせに座るように湯船につかる。

 相変わらず、形のいい胸だ。

 「ご主人様、今晩、私も抱いていただけるのですか?」とシェリ。

 「なんで?」ここはがっついてはいけないところ、のはず。

 「私はドラゴン戦であまり活躍できませんでした。でも、体の興奮が収まりません。今晩は抱いていただかないと困ります」とシェリ。

 「シェリは回数制限あるじゃん、抱き放題にしてくれたら約束する」と俺。

 シェリの目から涙がこぼれる。

 「堪忍してください・・・・・・戦闘では私が役に立たないばかりに、ご主人様に何度も死ぬような思いをさせたのです。傷つくのを分かっていて、ドラゴンに突っ込ませたのです。私はご主人様の奴隷です。にもかかわらずご主人様にたくさん愛していただきました。私はもうご主人様しか愛せません。私を買ってくださった御恩も返せてません。あんなに素晴らしい快楽を3回もされては、私は壊れてしまいます。私は壊れてしまったら、これからどうやって御恩を返していけばよいのでしょうか・・・」

 シェリが体を震わせボロボロと涙を流す。

 「シェリも怖かったのか、不安にさせてすまん。今晩しっかり堪能させてもらうよ」と俺。

 「私がお役目を果たせない分は、責任をもって他の奴隷をご用意しますので、どうかご勘弁を」と俯いてシェリ。

 「シェリ、キスなら回数制限なしか?」と俺。

 「もちろんでございます」とシェリ。

 「シェリを頂ける回数が決まっているなら最高の状態で食べたい。シェリが最高の状態になるまで、しっかり俺にキスをして心を温めろ」と俺。

 「本当に、お優しいご主人様に貰っていただけて、シェリは幸せ者でございます。どうかお見捨てにならず、おそばに置いてくださいませ」

 シェリは甘えるように俺に抱き着いてきて、嬉しそうに泣きながら俺の唇を何度も求めた。


 シェリが落ち着くと、ピノが脱衣所で服を脱いでいる。

 ドラゴン戦ではジャンヌダルクのように凛としていたが、今はすっかりダメっ子に戻っている。

 風呂場は盛り上がっているから混ざりにくい、でも奴隷である自分が風呂に行かない訳にもいかないので、タイミングを待っていたんだろうな。

 ピノがペタペタの胸を隠しながら、こちらにやってくる。

 洗い場に転がるアンネローゼを恐々避けて、かけ湯して風呂に入ってくる。

 狭い風呂に3人も入っているので、ピノの場所はない。

 俺が腰を浮かして、俺の体に跨るようにピノを座らせる。

 当然、顔の前にピノの体があるし、浮いた腰にシェリがご奉仕を始める。


 俺はピノを舐めながら話す。

 ピノはまだ日本語が堪能でないので、ヴィーが翻訳してくれる。

 「ピノが居なければ、今の俺たちはここにいない。ありがとうピノ」と俺。

 ピノは俺のひと舐めひと舐めに体を震わせながら答える。

 「ピノは何もしていません、町の人たちが助けてくれただけです。と言っています」とヴィーの翻訳。

 俺は異世界人なので、ピノの言葉は分からないのだ。

 ピノは変な声が出ないように自分の両手で自分の口を塞いだ。

 「じゃあピノに、町の人の分の感謝を返すから、ピノから町の人に感謝を返しておいて」と俺。

 「分かりました。と言っています」とヴィー。

 「今、俺は体でしか返すことが出来ないから、ピノを300回抱くのでいいよね? ちなみにピノは俺の奴隷だからピノが町の人に体で返すのはなしだよ」と俺。

 ピノはヴィーの訳を聞くと首をブンブン横に振り、体を緊張させた。

 「ピノはすでに一生分の快楽をご主人様から頂いたので、抱いていただかなくても大丈夫だ、と言っています」とヴィー。

 逃がしはしないよ、ピノたん。

 「ピノが良くても、ヴィーもシェリもアンネローゼも俺が体でお礼することになっているし、奴隷に指示されるのも、奴隷をちゃんと管理できないダメなご主人様になっちゃうから、ここはピノが我慢してくれないかな?」と俺。

 周りを見れば、ヴィーもシェリもアンネローゼも俺に抱いてもらうのを待っているし、さっきのシェリの告白も聞いているはずだ。

 逃げ場なんか初めから無いのだよピノたん。

 「はい、分かりました、ただピノは1回で十分ですと言っています」とヴィー。

 「えー、やだ。ピノを抱く回数は主人である俺が決める。そもそもピノは可愛いくて買ったんだから、抱いちゃうに決まってんじゃん。回数制限とか無理」と俺。

 ヴィーの訳を聞いて、ピノが泣きそうな顔になる。

 さっき、シェリは回数制限認めてたじゃん。でも、それを言ったら盗み聞ぎしてたことになるし、シェリさんはもともと自分とは違う目的で買われていたかもしれないし、それに奴隷がご主人様に意見を言ってはいけないし・・・

 ピノの葛藤が分かりやすく、顔に出ている。

 「ご主人様の仰せのままに。とピノが言っています」とヴィー。

 俺はピノをお口で堪能し、シェリのご奉仕を堪能して、スッキリしてお風呂から出るのであった。



(こんな変態主人公と奴隷たちがドラゴンと戦うお話)

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ヴィーやシェリの声も良い感じですので、こちらもご体験頂ければと思います。

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