プリムラの花束

きりだん

第0話 プロローグ

「····おはよう!」

朝、目を開けるとそこには女性がいた。

どこかで見覚えのある人だ。しかしここはどこだ?周りを見渡す限り自分の家ではない。そしてなぜ僕に挨拶をしている?見覚えがあると言っても知らない人なのは確かだ。疑問が残るが、挨拶をされたら返すというのが普通だろう。ここは挨拶を返した方がいい。

「おはよ····」バタッ!

「痛っ......またベットから落ちたのか。」

この1ヶ月で5回は落ちている。しかもベットから落ちる前に必ず同じ夢を見る。その夢は、見知らぬ女性が現れ、僕が挨拶を返そうとするといつもベットから落ち、目が覚める。そして、目が覚めた次の日は必ず体調が悪くなる。

「明日はおそらく体調が悪くなるだろうから早めに寝よう。」

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