第31話 昨日の友は今日の敵
「いやー、疲れた。助けてくれてありがとうリブラさん。」
「・・・・・・・・・」
「リブラさん?」
「初めて勝ったーー!!!やったー!!!いやっっほぉぉおい!!!」
「すごい喜んでるね。そんなに嬉しいの?」
「だってゲームで1度も勝てたことないですもん!初勝利だ!!!うおおおおおおお!」
「ま、まあ僕は向こうに行ってるから。落ち着いたらこっちに来てね。」
「うおおおおおおおおおおおお!!!!」
「すごい喜びようだ。………ちょっと引くくらいに。」
*****
「勝てたかな?」
「勝てるだろ。」
「大丈夫ですよ。信じて待ちましょう。」
「お姉様ならきっと勝てますよ!」
「なんでナチュラルに会話に入ってるんですか。一応敵同士ですよ。」
「まーまー、いいじゃん別に!せめてお姉様に挨拶しないとね!」
「はあ、約束守ってくださいよ。」
「あはは。あっ!エクスさん来ましたよ。」
「おお!エクス!勝ったのか!?いや待て、リブラはどうした?まさか………」
「リブラさんは………」
「まさか負けたんですか!?」
「いやいや勝ったよ。僕がいるじゃないか。」
「じゃあどこにいるんですか!?早く私のお姉様を返してください!」
「別に君のじゃないだろう。というか一応敵だよ?まだこんなところにいていいの?」
「お姉様に最後の挨拶くらいしたいじゃないですか!」
「本当にごめんなさい。うちの灯が。前までこんな子じゃなかったんですけど。最近どうも神経が図太くなったようで。」
「ああ、うん。こっちこそごめん。」
「?なんでそちらが謝るのですか?」
「いや、まあ、うん。アレの影響受けてるな。」
「ガッツリ受けてるね。」
「すごい影響力ですね。」
「リブラさんは今初勝利を噛み締めてるから、終わったらこっちに来るように行ってるから待ってていいよ。」
「あ、そうなんですね。良かった〜。」
「そういえばそっちは分かれてて大丈夫なのかな?」
「多分大丈夫!ひまわりちゃんがみんな倒して最多キル狙ってやるって言ってたから!」
「……じゃあ大丈夫だね。」
「そういえばグリモワール。なんで横たわってるの?」
「反動で動けないんだよ。博打も博打。本当にギリギリだからね。今残ってるのも奇跡なくらいさ。」
「それは良かった。まだ残ってるから頑張ってくれよ?」
「ここにも影響を受けた人が居るみたいだ。鬼畜め。」
「冗談だよ。ありがとうグリモワール。君のおかげでかけたよ。」
「ふぃー。ただいまー。おや、皆さんお揃いで。」
「おお、おかえり。遅かったな!ケガはな…グェッ!」
「お姉様!お疲れ様です!ケガはありませんか?大丈夫ですか!?」
「大丈夫大丈夫。無傷だよ。そっちも無事みたいだね。」
「おいこらクソガキ。何しと…」
「はい!無事です!だけど悲しいことに迎えが来てしまいまして。私は行かなければいけないのです。」
「そういえばそうだね。敵だったわ。じゃ、バイバイ。次会った時は敵だね。」
「ひ、酷いですよ!もっと悲しんでくれてもいいじゃないですか!」
「いや今生の別れみたいに言ってるけどどうせまた会うだろうし良くない?」
「確かに!それじゃあお姉様、また遊びましょう!行くよ白!」
「それでいいんだ。それでは皆さんまた会った時はよろしくお願いしますね。」
「ばいばーい!…ふう。これからどうする?疲れたんだけど。」
「自由だね。まあさすがにあのレベルは居ないだろうから灯さん達に気をつけて他を倒そう。任せたよエクス。」
「任されたよ。じゃあちょっと行ってくるね。バフお願いしていい?」
「いいですけど一人で行くんですか?」
「最多キルは僕のものだからね。」
「謎に対抗心生やしてんな。俺たちはここら辺で固まってるからなんかあればすぐに帰ってこいよ。」
「ありがとう。それじゃあ行ってくるよ。」
*****
(sideエクス)
「ヤバい!エクスだ!逃げろ!」
「逃げるなんてさせるわけが無いじゃないか。聖騎士流剣術『四辺波状斬』」
「ぐわぁあああ!」
「みんな逃げるなんて酷いなぁ。まあ2組だけだしたまたまか。次に行こうか。」
やっぱりだいぶ減ってるようだね。一直線に進んでるのもあるけど。
「『静謐火突』!とりゃぁあ!」
「おっと。危ない危ない。おや、さっき会った顔が2人いるね。」
「さっきぶりですねエクスさん。せっかく一人でいるのですから狙うのは当然ですよ。さあ、私たちに勝てますかね!」
「あたしは夏目ひまわりだ!ボコボコにしてやるから覚悟しろ!!!」
「私もやってやりますよ!『霞雲』『風刃』」
「おや、それだと場所が分からなくなるんじゃないのかな?……いやそういうことか。」
「『炎一閃』。白ちゃんが入れば丸見えなんですよ!」
「さすがの連携だね。でも1人でも知られてたら対処可能な脆い作戦だね。」
「なずなちゃん!」
「式神『爆炎符』!どーもはじめましてーPrayingの春野なずなでーす。まずは灯を守ってくれたことに感謝を、そして恩を仇で返すと言わんばかりの攻撃を許してくださいね。」
「やっぱりあと一人いたね。不意打ちくらいどうってことないから、4対1を始めようか。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
後ちょっとでランクマッチに参加できそうなんですよ!(APEX)
後ちょっとで真皆伝ランク20になれそうなんですよ!(プロセカ)
ちなみに別のジャンルの話をいくつか考えてたり書いたり投げ出したりも……
お読み下さりありがとうございます!
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