第4話



そして、現在



「恋愛したかったのにな」


「出来ますよ。」


「ん?」


「あなたは誰ですか?そしてここはどこですか? まあ予測はある程度できてますが。」


「予測できてるなら聞かないでくださいよ。」


「正解が知りたいんですよ。私、科学者だから探求するのが好きなの。」


「はあ。そうですか。じゃあ説明しますね。」


「まずですね、あなたは、すでにトラックによって亡くなっています。」


「まず、なぜ?」


「自己紹介しときますね。私は天使です。神様の使いで来ました。そしてここは、この世とあの世の間みたいなところです。」


「やはり、そうでしたか。」


「やっぱり分かってたんですね。」


「はい。今の研究テーマが『時空の歪みと異世界について』だったので。」


「そうだったんですか。さて本題に入りましょうか。」


「まず、あなたには2つの選択肢があります。ひとつ目はこのまま輪廻の輪に入って、輪廻転生するのか、記憶を持ったまま、異世界に転生するか、どちらが良いですか?」


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