ヤンデレヒロインとぬいぐるみ(続)

結城 優希

どう処理しよう…グチャグチャにしちゃえ!

 「復讐も終えたしさっさとクマさんの所に逝きたいんだけど……死体の処理ぐらいはしとかないとね。ご近所さん達に迷惑をかけるのは本意じゃないし、弟にも迷惑をかけちゃうかもだし。ぶっちゃけめんどいけどやるしかないよなぁ。」

 

 というわけで調べてみたよ!

 

 「なるほどねぇ、骨とかが処理の邪魔になるのかぁ。圧力鍋で煮込んで柔らかホロホロ肉にしてやんよ!」

 

 まず、ソレを包丁で一口大に切り分けていきま〜す。次に1口大に切り分けられたソレを圧力鍋に投入!そして、柔らかくなるまでじっくり煮ます!ほら、簡単でしょう。だけど1つ問題が……


 「量が……量が多い!業務用とかの大きいやつが家にあったら良かったんだけどあいにく家には家庭用の圧力鍋しかないんだよなぁ。まぁやるしかないし、やるかぁ。」


 始まるデスマーチ。少しずつとはいえ減ってきてはいる。減ってきてはいるが、人1人分は流石に多いため先が長いのだ。そして処理作業は煮て終わりでは……ない!


 「はぁ、母さんがもう少し痩せてたらなぁ。もう少しこの作業が楽だったかもしれないのに……」

 

 「これで圧力鍋でソレを全て煮込みきれたのか……あぁ長かったなぁ。終わった。終わったんだ!後は溶かすだけかぁ。必要なものを薬局に買い出しに行かないとな。水酸化ナトリウムだっけか。もうすぐ会いに行くよ、クマさん……」


 「お風呂に買ってきた水酸化ナトリウムをドバ〜ン!!か〜ら〜の〜水ドバ〜!!そこに用意したるは先程圧力鍋でしっかり煮込んだソレで〜す!!」


 「わぁ〜溶けてる、溶けてる〜!!ハハッグッチョグチョだ〜!!ハハハッあぁいい気味だよクマさんをあんな目に合わしたやつが今やこの有様さ!!アーハッハッハー!!」


 そこである重要なことに気付いてしまった……


 「溶かしたはいいけどこの液体どうしよう。下水に流す?絶対バレるだろ。う〜〜ん、いい案なんか思いつかん!!」

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