【声援の標識】
ああ、今日も仕事だ。
標識を横目に、通勤路を歩く。
憂いや不満は胸の内にしまい、一日を乗り切る。
残業が終わり、街明かりが残る帰路を歩く。
今朝見た標識が、再び目に入る。
何も声にせず、不満も言わずそこに立っている。
「がんばるよ、君に負けぬように」
同志から応援された気がして、思わず呟いた。
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