オープニングフェイズ

シーン①

進行条件:村に到着。GMの任意で戦闘は飛ばしてもよい。

〈状況〉

・騎士の故郷の村への移動

・老騎士クリフがフェローとして参加する。

・村までは馬車で5日

・1日ごとにGMが1dを振り、1~2が出た場合、匪賊の雑兵(PC数+1)と戦闘になる。隠密判定を使う場合は目標値10で回避できる。

・4日目の夜に野営をしていると仲間からはぐれたコボルドを見つける。

・コボルドを介抱した場合は〈描写2〉へ進み、フェローとして連れていける。介抱しない場合は翌朝、冷たくなっている。

・介抱した場合はコボルドから情報/[周辺の森]を得られる。

〈情報〉

[周辺の森/コボルド]

・最近ゴブリンが異常に増えて周辺の森の動物たちを襲っている。ゴブリンは魔女の洞窟から来ている。

〈描写1〉

 君たちが野営をしていると暗い茂みの奥から傷だらけのコボルドが1匹、明かりにつられてフラフラとやってくる。辺りに他の蛮族の気配がないことから群れからはぐれたか追い出されたようだ。

〈描写2〉

 介抱してしばらくするとコボルドは目を覚まし起き上がった。

「お前たち助けてくれたか。オレ、チップ。ゴブリン襲ってきた。だから逃げた。でも仲間みんな捕まった。きっともう今夜のごちそうになってる。」

彼は悲しそうに拙い共通交易語で事情を話す。

「オレ行くとこない。お前、オレ連れてく。」

 どうやら君たちに同行したいようだ。


シーン②

進行条件:時間経過

〈状況〉

・夕方に村に到着する

・夕食までの間に村を探索できる

・夕食までの時間は1時間

・1つの情報を得るのに必要な時間は10分

・周辺の散策にかかる時間は30分

・村の周辺はスチームポッドが生息していて樹液は[獣除けのたいまつ]の材料になる

〈情報〉

[情報/人]

・内容

[魔女について/村長]

・魔女は近隣の村から人をさらっては住処の森の奥の洞窟に連れていく。場所はクリフが知っている。

[村の周辺モンスター/農夫]

・村の周辺ではゴブリン、グレムリン、スチームポッドが出る。

[獣除けのたいまつ/村娘]

・強い臭いの薬品を混ぜた油を綿にしみこませた特殊なたいまつ。煙に乗って臭いが遠くまで届くため村の獣除けになっている。スチームポッドの樹液があれば作ってもらえる。

[狩人の娘/木こり]

・昔、魔女の洞窟のある森には狩人が住んでいてモイラという美人な娘がいた。狩人が狼に襲われて死んでからは行方不明。

[蛇の生態/クリフの家本棚]

・爬虫類の中でも蛇の眼は魚と同じ構造をしているため視力があまりよくない。しかし嗅覚は非常に鋭い。更に眼と鼻の間に小さな穴があり、その器官でわずかな熱を感知して暗闇でも獲物を捕らえている。


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