忘れちゃった耳毛の話
「ねえねえ、今日さー、夫くん、何かおもしろい聞き間違いしたじゃない?」
「うん」
「何だっけ?」
「忘れた」
「あーあ、おもしろかったのになあ。日記に書きたかった!」
「でもそんなに笑ってなかったよ?」
「そう?」
「うん」
いや、おもしろかったはず!
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